ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

加波筑波、たしかに二波山

2011-11-01 06:36:41 | 里山に捧ぐ
 昨日は笠間を出まして、関東平野で仕事でした。
県西、桜川に沿って、はるばる常総市、石下の町まで。
これからの季節は、晴れていれば富士山も見えるという平野の道のりです。

こちらの山の日の出は、桜川市大国玉から仰いだ加波山の姿です。
笠間盆地からもよく見える加波山ですが、平野を従えますと、一層雄大です。
前夜の雨で霧にかすみ、かつての山岳信仰の余韻を伝えるようです。

 ここから仰げば峰が二つ、筑波山と勘違いしそうです。
右奥に少し離れて、筑波山は雲の中でした。
それぞれ標高は709メートルと877メートルですが、雲と雨を呼び、泉を育てる聖域であります。

笠間からは少し遠くとも、毎日遠景を仰いでいた、吾がふるさとの山の奥の院です。
吾国山の向こうに見える、遥かなる山の呼び声高倉健さん。
ふるさとの山に向かいて言うこと無しという前に、もう一言、二つの名山と笠間のお話。

 笠間の酒造メーカーさんの由緒にもうたわれております。
藩主さんの歌のお話は、こちらのページです。
古来、笠間にも欠かせない名山と感じます。

また、以前笠間には、営林署がありましたが、どちらの名山も笠間営林署の管轄だったようです。
一昔前までは、林産・製材業は、笠間の主要な地場産業のひとつで、たくさんの人が従事していました。
私事ですが、我が家の家業も、アカマツの原木屋でした。

 一生懸命に働いて、美味しく地酒を頂き、頂きすぎた反省もあったでしょう。
大正生まれの大先輩たちも少なくなりました。
今では貴重な記憶となった一つ一つの雑談を思いつつ、山を仰ぎます。

帰途は、こちら、筑波山も晴れ渡りましたので、江戸からもきっとご覧頂けたでしょう。
山高きがゆえに尊からず、木あるをもって尊しとなす。
日本列島の南と北の生き物が混在する筑波山とは、生態学的にも貴重な存在です。
茨城の身近な山並みを、センスオブワンダーのまなざしで、見つめ続けたいものですね。




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