ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

歳の納めに苔むす石賛歌です

2017-12-30 07:28:50 | 石の仕事誌
 本年納めの石工事でした。



筑波石さんを、運んで据えるその前に撮影。
ただ今は苔むしておりますが、ずっと昔は熱かった。
それもそのはず、地球さんの内部のマグマ由来ですので。



そういう記憶を、確かに宿しつつ。
生まれた後はただ一筋に、黙して語らず苔むすのみ。



やがて、地球さんの身体の一部の巌さんを離れ、個別の石となって運ばれる。
巨石さんもさざれ石さんも、個別の石となれば、山カンムリははずされて。
それぞれに、それぞれの意志で、それぞれの石を生きる定めなり。



但し時々は、そんな石さんの想いを、人間さんが推し量ることも大切です。
なぜならば、石の想いというものは、まことに重いものだからです。
実際、こんなふうに、地面さんも引っ込むほどに。



ただ置いておくだけでも、数年も経てばこのぐらいの深さになります。
特に筑波石さんは比重がありますから、穴も深くなり。
その深き想いこそは、アナかしこし。



黙して語りませんが、なかなかに深い。
しかも、かつてはアツアツだったという記憶は、今なお根強く生きております。
それぞれの場にある石さんの想いというものは、実は一つのもれなく、共通の一点に向いており。



実際に、どんなにお互いが離れていても、地球さんの裏側からでも必ず。
それぞれの目指す方向の先には常に、地球さんの中心点が在るというお話でしたが。
それを思うたびに、心は確かにほっこりすると感じます。



つまり石さんたちが存在する限り、それぞれの想いは、ある一点だけを目指しているという。
そのぶれない想いが繋がり、無言ながらも熱(➡阿久悠さん作詞・オーケストラバージョン👉こちら)を帯び、大地の安定に寄与する不動の働き。
人間さんも苔のむすまで、ぶれない意志で働ければ幸いです。
☆今日もも有難うございます*よろしければ人気ランキングも↓オン願い申し上げます。
茨城県 ブログランキングへ
にほんブログ村 環境ブログ 里地里山へにほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿