伝統の現場で未来を仰ぎました

　昨日の午後は、薪をくべておりました。

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小雨模様で寒かったですから、おき火も有り難く。
バーベキュー開催に向けて、いそしんでおりましたが。



昨日はお日柄もよろしく、本業の恩人宅の上棟式でした。



但し、近頃の世の中に従いまして、内輪でのお祝いでございますが。
神事だけは、厳かに執り行われました。



お陰様で、木組みの家が立ち上がりました。



文久年間の初代さんの家から、今回で三棟目の上棟となります。
外観は現代風ですが、古来の日本建築の伝統は、さらに磨かれた感があり。



一方では、屋根の構造などでは、震災での経験も生かされておりました。



金具を一切使わない伝統に加え、筋交いも無し。
縦横の木組みで、長期間の強度を保障するという伝統ですが。



それぞれの木のいのちを、ひとつに生かしきるお仕事に。
日本国の棟梁さんの、意気と粋を実感いたしました。



ところで、この伝統の木構造に関しましては、何度かご紹介させて頂きましたが（→こちら）。
実はまだまだ、施工例は少ないです。



しかしながら、毎回感じる伝統の底力には、未来を開く知恵と力を感じます。
この工法が後世に広く伝わるよう、念じつつ御神酒を頂きました。



幸い、恩人のご縁で、新たな世代も育つ予感もあり。
青葉もまっすぐ、意気を継承する決意でございます。
※では今日も笠間の里山より、感謝でございま↓スイッチです。
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