林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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サベージの意味

2018年03月30日 07時09分11秒 | バイク


こんばんわ。
アップルビデオ高津店 猛獣ライダー・ブルームです。


バイク人生10年ぶりくらいのジャメリカン、
スズキ・ブルバードS40納車から1週間。

「アメリカン」というバイクのカテゴリーですが
「クルーザー」って呼び方よりも好きです。
アメリカ製って意味ではなくて、アメリカ式の形状ね。
で、日本製なのでJ-アメリカン、略してジャメリカン。
「蔑称」と捉える向きもありますが、
俺は好きですよ、ジャメリカンって呼び方。

そんなブルバードS40、かつての名は「サベージ650」。
ブルバードとはフランス語Boulevard(大通り)の英語読みで
都会的で上品な印象がありますが、
野蛮とか獰猛って意味のサベージからの
ものすごいイメチェン改名した経歴があります。


どうにも昔っから日本のアメリカンバイクには
ガラの悪そうな名前が付けられる傾向にあり、
ホンダ・レブル(rebel:反逆者)
ヤマハ・レイダー(raider:襲撃者)
カワサキ・エリミネーター(eliminator:排除する者)
てな感じで、各社こんなネーミングです。
 ※レイダーは最近のバイクXV1900の海外での名前。

当然ながら、悪そうではない名前の車種もありました。
ホンダ・スティード(馬) 、ヤマハ・ビラーゴ(じゃじゃ馬)、
カワサキ・バルカン(ローマ神話の火の神) など。

でもスズキだけは一貫して
サベージ(savage:獰猛、野蛮)
イントルーダー(intruder:侵入者)
デスペラード(desperado:ならず者)
マローダー(marauder:略奪者)
と、ほとんど全てこんな感じだったのです。
2000年代になってからは海外での名称が
ブルバードに統一されました。
日本市場ではイントルーダーの名は生き残っています。

スズキの海外向けサイトより。クルーザーモデルが全部ブルバードになってんの。



一方でホンダは、シャドウとかワルキューレとか、
どっちかというと中二的な方角を向いてましたが、
シャドウ・ファントム、ワルキューレ・ルーンと
派生モデルで相当に拗らせてしまってたようです。


ということで今回購入したこのバイク、
ガラの悪いサベージ650ではなく
都会的で上品なブルバードS40なのです。


って、思ってたんだよ…

実際走ってみるとね、
「大通り(フランス語)」なんて上品なもんじゃなくて、
やっぱどう考えても獰猛で野蛮な「サベージ」ですよ。

外装ほとんど鉄製なのにの軽く引き締まった頑丈な車体で
ビッグシングルの非常に荒々しい乗り味な上に
この車種の持病らしいアフターファイアが激しく
時々周りを威嚇する吠え声のような破裂音を発するのです。
なんていうか、ものすごくケダモノっぽいバイクなのでした。

そう。名は体を表していたのです、サベージ。
それは大通りとは真逆のけもの道

しかもサベージとして知られてる30年前の国内モデル当時よりも
馬力・トルク共に向上してる逆輸入版は、ますますサベージ。

ちなみにコレはウチのリトルサベージ(小さな猛獣)ことコトさんです。