未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




『ブリグズビー・ベア』を観た。

残念ながら参加できなかった立川シネマシティでのスニークスクリーニング

上映作品が発表されていたので、ディスカスで借りて観た。

もちろん、内容に一切触れないように、最新の注意を払って、だ。


素敵な映画だ。


暖かさという愛に包まれている。

作中の登場人物ばかりでなく、監督の作品に対する愛も、暖かさに溢れている。

別の監督が撮っていたら、白々しくなってしまったかもしれないほど、これでもかとばかりに暖かさを満ち溢れさせている。

是非、劇場で観たかった。


本来、観ると決めた映画は、極力予告すら見ないようにして観る。

とは言え、そうなると、好きな監督の作品か、好きな女優さんの出ている作品ぐらいからしか、選ぶことが出来ない。

年間に何百本(?)と上映されている映画の中から、全く予備知識なしで素敵な映画を観ることは、自力では不可能だ。


スニークスクリーニング

久々に、いー感じの映画を観たという、幸せな満足感に包まれた。

これなら、料金を払っても私は観たい。

「これなら」と言うのは、「この映画なら」との意味ではなく、「このような素敵な体験が出来るのなら」、そして自力では不可能であるからこそ、お金を出してもそのようなサービスを受けたい人は、大勢いるはずだ。

昔は特色を持った劇場が沢山あった。そこで演っている映画なら信頼出来ると、内容を知らずに毎週通っていた人も、結構いたであろう。

今でも頑張っているところは沢山あるのだろうが、老舗の映画館がどんどんシネコンに変わって行き、そのような劇場が激減している。

本当は、全くの予備知識なしに、素敵な映画を観たいと思っている人は沢山いるはずだ。

頑張って欲しいな。シネマシティ。

日本の劇場にも、スニークスクリーニングという文化を定着させて欲しい。

劇場に3Dや4Dを持ち込むのではなく、爆音という切り口で新境地を切り開いて来たあなたになら、それが可能であろう。

シネマシティがやらずに、一体誰が出来るのか。

次回からは是非、料金を取ってやってみて欲しい。

今回の作品で、シネマシティに対する信頼感が、また増したであろう。


んー。でも、心配だな。

いきなりこんな素敵な映画を出してしまうと、次への期待が大きくなりすぎないのか?

大作でも、ヒットした監督の2作目でも、つまらない、場合によっては不愉快な思いをしてしまうことも多い。

3本に1本でも、素敵な映画に巡り合えるのであれば、一定量のニーズは必ずある。

だけど、毎週行くには、ちょっと遠いな。立川。

でも逆に、立川でそれが確立出来れば、全国にスニークスクリーニングが広まることも、夢ではないのかもしれない。


是非!頑張って欲しい。月1位なら行きます!!

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