未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




先週、システムのリリースがあり、大きな仕事に一区切りが着いた。

珍しく、全く何も問題が発生していない。

1月頃に、「この仕事終わったら、ご褒美に何かしたいな。」と。

そう言えば、『Macklemore & Ryan Lewis』の来日が決まった。とのニュースを読んだ覚えがある。

『チケぴ』で検索してみたら、まだチケットが残っていた。

稼働一週間後。たぶん、大丈夫だろう。

タイミングの良さに、あまり良く考えずにチケットを購入した。

コンビニで発行してもらったチケットに「別途1ドリンク」の表記を見つけ、?となる。

コンサートの類は、昔、クラッシックのに何度か行ったことがある程度だ。

ライブとか、未だかつて行ったことがない。

良く考えてなかったけど、そう言えば、こーゆーのって、オールスタンディングとかなんだよな。

荷物とか、どーするんだろ?

ドレスコードとかあるんだろーか?

良く考えると、解らないことばかりだ。

だんだんと、心細くなる。

友達がいないので、尋ねる相手がいない。

そうそう、こーゆー時こそ、ネットが頼り。「ライブの行き方」みたいなので検索してみたら、ちゃんとあった。

・一人でも大丈夫
 あーそーか、そこまで考えてなかったよ。
・Tシャツが基本
 でも、行くまでは寒いんじゃないか?
・ロッカーがあるけど、必ず全員分があるわけではない。
 それは、困った。
・『手ぶら』が一番
 開演前の場外で、皆が寒さに凍えながら、上半身裸で、手の平で乳首を覆って、立ち竦んでいる様が浮かんだが、手ぶらで行くことにした。

でもさ、お土産(グッズのこと)とか買ったら、どーするんだろ?

やはり、解らないことだらけだ。


マックルモア&ライアン・ルイス

休日出勤した日は、ネットラジオを聴いている。

そもそも、白人のラップって、あまり好きではない。

なんとなく、もったりとしている。かと言って、黒人の物真似をしても、それは、それで、おかしいだろう。

また、エミネムとかだと、がんばり過ぎてる感じがして、しっくり来ない。

その点、Macklemore は、ラップがパキパキと歯切れ良いくせに、肩の力がひとつ抜けている感じがして、聴いていて気持ち良い。

Thrift Shop』のPVは、低予算(と、思われる)ながらも、センスが良いので安っぽく感じられない。

反対に『Can't Hold Us』は、もう、ノリノリ(死語か?)で、カッコ良いの一語に尽きるし、『Wing$』はしっとりと心に迫るものがある。


明治神宮前を降りて、代々木体育館方面に向かう。

既に、それらしい人が結構いる。

「チケット売って下さい。」の札を持って立っている人もいる。

なんか、思ったより、流行っていそうで、なんか違和感がある。

そもそも、『Macklemore & Ryan Lewis』なら、そんなにキャーキャーしてなさそうだから、俺でも大丈夫なんじゃないの?との、思いもあったので、心細さが募って来る。

歩道橋を上り、代々木体育館が見えて来ると、凄い人だ。

なんか、凄いことになってるね。完全に予想外だ。

代々木体育館方面に、歩道橋を半分くらい降りた所で、ふと、気付いた。

これ、別のコンサートじゃね?

思い直して、線路沿いの道を行くと SHIBUYA-AX が見えてきた。

やはり、さっきのは違うコンサートだった。

危ない、アブナイ。

こちらは、待っている人たちの客層も、なんとなくそれっぽい。小じんまりとしている。私には安心だが、なんか、グラミー賞受賞アーティストの公演と、さっきの日本人アイドルグループと思われる公演とのギャップが、なんとなく悲しかった。逆なんじゃないの、ふつー。と。

なにせ、ライブ初心者だし、年も年なので、後ろの方で大人しくしているつもりだった。最後列がちょっと高くなっているので、そこの手摺から3列目ぐらいで待つ。

やはり、一人だと手持ちぶたさだ。


ライブは、楽しかった

「もう、最高!!」という感じではなく、「楽しい~っ!!」って、感じだ。

最初の方はトーク(MCと言うのか?)も、なんとなく何言ってるのか解ったけど、すぐに全く分からなくなった。だが、客のノせ方とか上手いし、外人客も結構居たせいもあり、なんとなくうまいことノせてもらえた。

口パクぐらいは出来るように、コーラス部分を予習して行ったのだが、もう少しちゃんと、発音はテキトーでも声出せるぐらいにして行った方が、もっと楽しめたかもしれない。

でも、やはり、楽しいね。ライブ。

すぐ前に、HIPHOP系とはちょっと違った清純派タイプの娘がいて、一生懸命ノって、楽しんでいた。

その様が、あーなんか、すげー楽しそうで、まぶしかった。

最後はアンコールに応えて、2度目の『Can't Hold Us』だった。コーラス部分も覚えたので、もう、これで最後とばかり、はしゃがせてもらった。

楽しいんだね。ライブ。

貴重な時間を失って来たことの後悔よりも、ちょっと頑張って参加してみて、得られたことの喜びの方が大きかった。

後、何度か、行けたら良いのに。と。


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