未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』シリーズ

その最新作にして完結編『ジョン・ウィック:パラベラム(いきなり予告が流れるので注意)』がいよいよ10月4日に公開される。

このシリーズ、大好きで何度も観ている。特に2は。

観に行くと決めた映画は、なるべく予告編すら見ないようにしているのだが、今日観に行ったワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の上映前に、予告を演っていたので、うっかりと見てしまった。

あー、そのシーンは、予告で流しちゃ、ダメ。絶対。

あー、展開が解ってしまうぢゃないか。

と、いうシーンがあったので、『ジョン・ウィック:パラベラム』を楽しみにしている方は、予告が始まったら目を瞑っていよう。

鋭い人だと、声でも解ってしまうかもしれないが。。。

あー、英語堪能でも、ネイティブでも、余程好きな人でないと、音声からは解らないとは思うけど。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観て来た。

予告を見て、「これ、タランティーノっぽくないんだけど、期待して大丈夫なの?」と思った方。

大丈夫です。

自分もそう思っていた。

いや、途中までそういう映画だった。

耐えきれずに、途中退席している人が何人かいたが、我慢して観てみよう。

途中というか、2/3位までは、見事にそういう映画だった。

古き良き時代のハリウッドを、郷愁に塗れながらも、丁寧に描いている。

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのW主演でありながら、2人の友情や対立などが描かれているわけではないので、ストーリーとしては物足りない。

正直、「タランティーノ、ボケたのか?」「なんか、自分もちゃんとした映画が撮れるってことを示せるような映画を、一度撮ってみたかったのか?」

?が沢山並びながら観ていた。

普通の映画であったしても、ストーリーが散逸的でありながらも、その一つ一つに冗長感があり、
「一体、何が撮りたいのか?」
「ただ、古き良きハリウッドの思い出を、ファミリームービーがごとく映像に残したかっただけなのか?」
「これ、タランティーノの映画と思って、観て良いのか?」
「タランティーノが撮ったということは、忘れて観ないといけないのか?」

?は続く。

車で移動するシーンがちょいちょいある。当時を再現するために、かなりの台数のクラッシックカーを集めて撮影しているようだ。

これだけでも、結構金がかかっているように感じられる。

観ていて、感じられてしまうんだよ。なんか、どーでもいーとこに、金かかってんなー。って。

自分も、途中退席したくなった。

でも、まさかタランティーノがそんな映画撮るはずないよね?

ないよね?

ないよね?

?を続けながら、必死に堪えた。

いつものタランティーノ節というのか、本題とはずれた小ネタを長々と引き延ばすような演出すら、観られない。

そう、オープニングの書体と、ゾーイ・ベル以外、全くタランティーノ色が感じられない。

俺はさ、タランティーノの新作を観に来たんだけど。。。

・・・

結局は、タランティーノの映画として終わる。

これはね、もう、拍手喝采ものなんだけど、日本人にはピンと来ないのが残念だ。

自分は事前に関連記事で、「シャロン・テート事件」は押さえておいた方が良い。

との一文を読んでいた(事件の内容はなんとなく知っていた)ので、エンドロールの直前ぐらいに、「あー、そういうことだったのね。」と、初めて気付いた。

やはり、これは史実でもあるので、wikiのシャロン・テートぐらいは読んでおいた方が良いかもしれない。

多分、これ知ってると、拍手の度合いが2倍になると思う。


■ちょっとネタバレ

「本題とはずれた小ネタを長々と引き延ばすような演出」がない。と、書いたが、ある意味この映画は、その究極形態(アルティメットフォーム)だったのかも知れない。

エンディングの「バットマン」が、それを示唆しているように思う。

テレビシリーズのバットマンって、バットマンとロビンを捕まえた悪者が、殺すためにわざわざ手の込んだ仕掛けを作って、「さぁ、どうなる?どなる?・・・次週に続く!!」と、これでもかとばかりに視聴者をじらせる技に長けていた。

P.S.

これ観て、三池崇史の『DEAD OR ALIVE 犯罪者』を思い出した。

こちらは、何の先入観もなしに観るのがお勧めだ。

観ようと思った方、『DEAD OR ALIVE』は3作品あるので、一番最初のやつなので注意。

また、R-15指定だが、バリバリのVシネで、結構エグい表現もあるので、誰かと一緒に観るなら注意が必要。

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