未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




三満ひかりのファンであったが、ちょと前から冷めている。

彼が出来たからではない。と、思う。そもそも結婚していたころは、別にそんなことは意に介していなかった。

ちょっと自分のブログを振り返って見たら、2015年の5月には、そんなことを書いていた。

顕著になって来たのは、独立絡みでネットで色々言われ始めた頃だ。

好きな仕事だけしたい。その気持ちは解るし、彼女なら十分それでやって行けると思う。

だが、プロモーションをやりたくない。と言うのには、正直納得が行かない。

演技を観て欲しいと言っても、そもそもその作品を観に来る人がいなければ、何も始まらない。

一人でも多くの人に観て欲しい。

それは、出演者に限らず、その作品に関わった全ての者が抱く願いであろう。

確かに、フレンドパークとかは、凄く居心地が悪そうだった。扱われ方も雑であった。

かなり悔しい思いをしたであろうが、映画祭などのそれなりのイベントでは、自分を殺してもプロモーションに努めるべきではないのか?

「演技を観て欲しい」

そのための、プロモーションであるし、スタッフ全員の気持ちを汲んで、積極的に振る舞うのが、主演を務める者の責務であろう。

正直、そのあたりからなんか、面倒になって来た。


事務所を辞めたのは、安藤サクラが朝ドラの主演に決まったからではないか。と、穿っている。

『愛のむきだし』やその頃の他の映画の印象が強烈であったので、『おひさま』でのキョトンとした町娘には笑った。

『おひさま』では、呼んであげた感が強かったかもしれないが、最近では彼女の方が高い評価を得ている。


もともと、舞台挨拶は苦手なのかもしれない。

池袋で一人で舞台挨拶をした時は、心細いながらも、一生懸命にやっていた。

ちゃんと面白かったし、真摯な姿勢に心が打たれた。

「これは、応援しなくちゃな。」

そう、感じたものだ。


最近のお気に入りは森川葵だ。

『ロミオとジュリエット』の代役に森川葵の名前を見つけ、心が躍った。

いや、ワクワクした。やったー!!ぐらいの感じだ。

最近の彼女はプロモーションもちゃんとやれるようになって来た。とにかく一生懸命やっているし、是非、見に来て欲しい!との気持ちがひしひしと伝わる。

いー感じだ。

これは、絶対に、見に行かないと。


満島がいなくなっても、他にも面白い若手がどんどん出てきている。

松岡茉優は、『桐島、部活やめるってよ』にやられた口だ。『万引き家族』も好評のようだ。

黒島結菜は、『アシガール』がハマり役だ。ひとりの女優さんの魅力を、ここまで全開で引き出して、溢れさせている作品も稀だ。

川栄李奈は、『東京センチメンタル』の女子大生が、普通の女子大生を普通に演じているにもかかわらず、妙にドキドキさせられた。その一方で『下北沢ダイハード』のケラケラ笑ってる風俗嬢が秀逸だし、観ていて楽しい。

永野芽郁は、『こえ恋』の豊かな表情に魅了され、久々に朝ドラを観ているのだが、いかんせん、ストーリーがザツなので、盛り上がりに欠ける。

ドラマ版『セトウツミ』の片山友希、『散歩する侵略者』の恒松祐里もグッと来た。

番外編は『コンフィデンスマンJP』の長澤まさみだ。ダー子さんを観ていると、幸せな気持ちになる。


まぁ、でも、やはり満島には帰って来て欲しい。

P.S.
満島ロスから、ちょっとヒドイ事を書いてしまった。反省してます。→ ごめんね満島!


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NETFLIX版『デビルマン』を観た。

酷いね。これ。

どうして、こんなことになったのか。戦犯は誰なのか。


NETFLIX』って、気になるドラマの記事を良く見る。

「面白そうだね、これ。」と、思ったドラマが『ネトフリ』オリジナルだったりすることが良くある。

加入しようかと思うものの、『Dlife』ですら、週に何本か予約している番組を見切れていないし、TSUTAYA-DISCAS』も、月4本見るのは結構しんどい。

この間『Amazons』が観たくて Amazonプライムに加入したばかりだし、それすら『Amazons』以外の作品を観れていない。

デビルマンをNETFLIXでアニメ化と聞いて、心が躍った。ようやっと、原作に忠実なアニメが実現するのか。

だが、監督が『湯浅政明』と聞いて、正直???となった。

あの絵でデビルマン?違和感しかない。

湯浅監督の作品は好きだ。

自分が持ってるアニメのDVDって、『四畳半神話体系』と『ミチコとハッチン』の2作品のみだ。

森見登美彦作品』とか、『ピンポン』はハマっていた。

正直、『ピンポン』は『松本大洋』ファンとしては非常に心配だったのだが、オリジナルエピソードを追加したりなどの暴挙も、ちゃんと許容範囲内であった。原作のスピード感が、見事にアニメ化されている。

「ちゃんと、こういうのも出来るのね。」と、上から目線で褒め称えていた。

だが、予告で見た湯浅版デビルマンは、やはりしっくり来ない。

かなり、原作に近いようではある。

だが、予告の美樹ちゃんのキャラは、違和感ありありで、???としか思えない。

んー。どうするか。

大分以前に、OVA版のデビルマンの1巻だけ見たことがある。その時の技術レベルではまだまだの、高層ビル群を飛び回るデビルマンに萎え、それ以降を観る気がまったく失せた。

今の技術レベルであれば、相当期待出来るはずなのがだ、まったくワクワク感が感じられない。

まっ、いーか。と、思っていたのだが、ボックスが発売と知って、思わず購入してしまった。


今週末に一気見したが、やはり、危惧した通り、最初の違和感通りであった。

いや、違うな。

これほどとは、思わなかった。これほど酷いとは、思わないよな。

原作の設定を、現代風にアレンジするだけで良かったはずだ。

キャラの設定変更、名前だけ一致のミーコがかなりクローズアップされている。

その他の設定も、アキラの人物像ですら、わざわざ変えてある。

そう、「ワザワザ」変えてある。

変える必要性が全くない。なんか詰まらない青春物語風の展開にしたいがために、そのような設定になっているようだ。

なぜ、デビルマンに、そんな青春物語風なエピソードを入れる必要があるのか。

いったい、誰の発案なのか。

NETFLIXの差し金なのか。

日本NETFLIXのアニメにあまり愛着のない担当者が、世界を驚かす作品にしようと息巻いていたのか。

そうであって欲しい。

アニメを愛するもの、コミックを愛するもの、にとって、デビルマンは聖域であろう。

NETFLIXが全世界に向けて配信する日本のアニメの第一弾。

当然、関係者は大成功を夢見るはずだ。

原作に忠実にアニメ化するのが、デビルマンを愛する者の夢である。

時代設定を現代にするのは良いが、それ以外には一切手を着けてはならない。

なんか、良く解らない、原作にはないオリジナルエピソードに、全体の2/3位を費やしている印象がある。

流石に切れなかった『カイムの名台詞』、小山力也にも拘わらず、全く響かない。


原作の設定の、ちょっと説明の必要な部分のセリフがかなり端折られており、オリジナルを知らない者には、全く意味不明な展開になってしまっている。

美樹のバトンがどーののセリフは、興覚めどころではない。流石に怒りが沸いた。

そんなアニメが作りたいなら、オリジナルでなんかそれっぽいの作れよ。

最後の方の美樹の演説に、皆が傾倒して行くとことか、もう、安すぎて吐き気がする。

恐らくはこれを観た世界中の人が、これを切っ掛けとして、世界が平和になることを妄想していたのだと思う。

これは、揶揄ではなく、絶対にそう思っていた者、そうなったら良いなと思っていた者、アニメで世界を変えること、自分がその発案者であることを後の世に示したかった者。の存在なくして、これほど酷い作品は生まれない。

デビルマンを陳腐な自己顕示欲で私物化するな。

デビルマンとは何か。外してはならない芯の部分がすっかり抜け落ちている。

さぁ、みんなで戦犯捜しに赴こうではないか。二度とこんな悲劇が起きないように。


あれはー誰だっ!誰だっ!誰だっ!

あれはー誰だっ!ダレダマーン!ダレーダマーン!

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