未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




コーヒーの目覚めを解明 睡眠障害治療にも
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050620/20050620a4940.html

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、脳の細胞膜上にある特定のタンパク質と結び付いて目覚め作用を起こすことを、大阪バイオサイエンス研究所の裏出良博研究部長らが確認、米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス(電子版)に20日、発表した。


「ミツバチはダンスで情報伝達」をレーダー実験で立証
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050620303.html

イギリスの科学者チームがレーダーでミツバチを追跡し、動物学で長年にわたって論議されていた疑問に答えを出した。その疑問とは、ミツバチは蜜のありかを「8の字ダンス」で教えあっているのか、というものだ。

この2つの記事の共通点はこうだ。

「そんなこと、とっくに解ってたことじゃないの?」

2つめの記事に至っては、2年の歳月をかけてミツバチに装着可能な10~12ミリグラムの全方向性のトランスポンダーを開発し、レーダー追跡した結果の成果だ。

当たり前だと思われていることにも疑問を投げかけ、それを実証するための手段を工夫し、実証して行く。こうした科学者の革新的でもあり、地道でもある研究の積み重ねにより、人類はまた一つ、その高みに向かって文明の階段を登って行くことが可能となる。


「やったぞっ! 遂に証明できたぞっ!! これを見てくれっ!!!」
「レーダーに何か反応してますね。」
「ああ、1500万℃の高温に耐えるトランスポンダーの開発に20年。打ち上げ費用の捻出にもう20年。先ほど8分20秒の時差を補正するプログラムが完成し、遂にこの時を迎えたのだ。」
「それで?何の研究なんですか?」
「君は、太陽が東から昇って、西に沈むのを知っているかね?」
「ええ。それを知らないのは、地球上で一人だけだと思いますが。」
「だが、それを証明した者は、今までにいなかったのだよ。」
「そうなんですか?」
「これでもう、誰も疑うものはいなくなったのだ。」
「『バカボンのパパ』のために、ずいぶん情熱を注いだんですね。」
「ああ、私は彼の息子なのだよ。」

 ・・・

「あの、有名なバカボンさんですか?」
「いや、はじめの方だよ。」

 ・・・

「ところで、教授。今月号の日経サイエンス読みました?」
「私の偉大な研究に比べれば、他の研究など瑣末なことよ。」
「地球は今、地磁気の反転時期に来ているそうですよ。」
「・・・それで?」
「地磁気が反転すれば南北が変わり、東西も変わる。太陽が西から昇ることになるようですね。」

 ・・・

「これで、いいのだ!」

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初のソーラー・セール宇宙船、ついに打ち上げへ
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050617301.html

天文学者たちは長い間、宇宙船が太陽光の生み出す圧力を利用することで、帆船が風の生み出す圧力を利用するのと同じように、自力で前進でき、宇宙を安価に航行できるとの仮説を立ててきた。コスモス1の唯一の使命は、この仮説を実証することだ。

これだけ燃費が良い乗り物というのは、他にはないだろう。
太陽光をエネルギーとする。どちらかというと、植物に近い方法で、宇宙空間を移動することができる。

将来、個人が自家用の宇宙船を持つようになった場合、大きな魅力となるだろう。


「もうすぐ、夜が明けるぞ。火星の夜景も見納めだな。」
「夜景と言うより、ただ暗いだけよね。もううんざりだわ。なんでこんな船にしたの?」
「パパはエコロジストなのさ。ソーラーセールは地球の環境に優しいんだよ。」
「これだけ離れてれば、核爆発が起きても、地球環境はびくともしないわよ。日が出れば地球に帰れるの?太陽に向かっては、進めないんじゃないの?」
「いや、ヨットは帆の角度を切り替えることによって、風上に向かってジグザクに進むことができるんだよ。ソーラー・セールでも同じことができるはずだったんだけど。」
「それで、ずっとそのハンドルを必死に動かしてたのね。でも、ダメだった?」
「これだけ帆が大きいと、船体がぐるぐる回るだけで、帆の向きは変わらないみたいだな。」
「他の方法もあるんでしょ?」
「あぁ。だからこうして、火星の重力でスイングバイしようとしたんだけど、思ったよりスピードが出てないんだよ。」
「帆がジャマになってるんじゃないの?」
「真空中では、抵抗は受けないのさ。」

 ・・・

「諦めて、JAF呼んだら?」
「ソーラー艇では、会員になれないのさ。ここから地球まで牽引してもらったら、いくらかかるか解らないから、とりあえず次まで行くぞ。」
「木星?」
「いや、土星だな。」
「どうして?」
「今は木星は、太陽の反対側にあるんだよ。」

 ・・・

「帆を、裏返しにしてみれば?」
「帆に、裏も表もないよ。」

 ・・・

「このまま火星が太陽の向こう側に行くまで、周回して待ってたら?そうすれば、この進行方向を維持したまま、地球に戻れるんじゃないの?」
「その頃には、地球も向こう側に行ってるさ。」

 ・・・

「反対側から、懐中電灯で、照らしてみたら?」
「それで動くくらいなら、照らしてる方が反対側に飛ばされちゃうさ。」
「じゃぁ、後ろに向かって、照らせば良いのね?」
「まぁ、気が済むんなら、やってごらんよ。」

 ・・・

「火星の天気予報、聞いておいた方が良いんじゃないの?」
「これだけ上空だと、雲も出ないし、雨も降らないよ。」
「もうすぐアステロイドベルトでしょ。『流星雨』が降るって書いてあるわよ。」
「そうだな。これだけ大きな帆が隠れるような傘は、積んでないしな。」

 ・・・

「今度買うときは、せめて『ハイブリッド艇』にしてね。」
「『Nジャマーキャンセラー』搭載モデルにするよ。」
「じゃあ、『フリーダム』がいいわ。」
「そうだな。翼が小さいから、機動性が良いかも知れないな。」

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動物の「言語」体系を解析――人工知能とファジー理論を応用
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050614306.html

ガニソン・プレーリードッグは、コヨーテやアカオノスリといった天敵の接近を声で表現(WAVファイル)し、仲間に警告する習性があるのだが、その際に「名前」を使っているという。人間がいることを示すには、いつも同じかん高い鳴き声(WAVファイル)を発するし、スカンクやアナグマのような危険のない動物についても鳴き声は決まっている。

動物の言葉を理解しようという様々な研究がある。日本でもペットの気持ちを日本語表示するツールが既に商品化され、店頭で発売されている。

この記事で目新しいのはむしろ、プリーリードックが人間を、更にはその人の着ているシャツの色まで見分けて、鳴き方を変える。という研究成果だ。

動物の感覚には人間を遥かに凌ぐものがある。近い将来、人間や工学的なセンサーでは感じ取れないような微妙な状態を、動物の感覚を介在することにより、検知することができるようになるかもしれない。


「では、このケージに向かって、息を吐いて下さい。」
「これ、プレーリードックですよね?」
「ええ、彼方の口臭を分析して、彼が助言してくれます。」
「医師免許は、持っているんですか?」
「診断を下すのは、あくまでも私です。彼は分析装置の一種だと思って下されば結構です。」
「実績はあるんですか?」
「ええ、消化器・呼吸器系を中心に、主だった病気については、かなり正確に『言い当て』ますね。」
「しゃべるんですか?」
「彼の発する音声を、このPCがファジィ解析して、結果をディスプレイに表示します。では、やってみましょう。」

 『カレハ、キイロイシャツヲ、キテイル』

「おー、すごい、すごい。当ってますね。でっ?」
「もう一度やってみましょう。」

 『カレハ、ヒルニ、ソバヲタベタ』

「おー、今度も当ってますね。すごい、すごいっ。でっ?
いつも、こんな感じなんですか?
どーしましたっ?先生。
お腹空いてるんじゃないですか?
ちゃんと餌やってます??
もう一度やってみましょうか?
ふーふーのふ~っと。」

 ・・・

「今度はなんです?なんか、私のことずっと見てますね。怒ったんですかね。」
「いえ、ちょっと確認したいことがあるんで『扉』開けてみても良いでしょうか?」
「珍しい鳴き声なんですか?」
「いえ、野生では良く聞かれる声なんですが、ここへ来てからは初めて聞きました。」
「なんです?」
「いや、たいしたことじゃないです。開けますよ。」
「ちょっと待って下さいよ。獲物を発見した時とかですか?」
「いえ、もっと日常的なことです。開けますね。」
「はっきり、言って下さいよ。『発情』した時とか?」
「あー、もー、半分開いちゃいましたよぉ~」
「そーなんですねっ!!」
「あー、嬉しそうですね~」
「先生っ!!いー加減にして下さいっ!!」

 ・・・

「冗談ですよ、ジョーダン。」

 ・・・

「あのぉ、先生?」
「なんでしょう。」
「医師免許、見せてもらえますか。」

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車に抗議しヌードでサイクリング=スペインの団体が5都市で敢行
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050612/050611225511.v96cg87g.html

【マドリード11日】スペインで11日、自動車と横暴ドライバーに反対し人間にやさしい都市づくりを求めるグループがマドリード、サラゴサ、パンプローナ、バルセロナおよびウエスカの5都市でヌード・サイクリングを敢行した。グループが身に着けたのは法律で義務付けられているヘルメットだけ。

西洋人は陽気だ。かなり大雑把な評価ではある。実際には、殆どの外国人の倫理観も我々と同じであろうし、活動を行っている本人たちも、実は非常に深刻な思いをしているのかもしれない。

「牛追い祭り」「毛皮製品」「遺伝子組換え穀物」「経営の合理化に伴う企業年金の半減」そして「政府が奪った土地の返還」など、様々な抗議行動の際に、この手段が利用されている。

だが、日本ではまだ、聞いたことがない。

「医療ミスにも及びかねない過酷な勤務状況の改善」や「航空機の安全運行に関する問題喚起のため」に、「看護士」や「客室乗務員」の方々にも、是非!立ち上がって欲しい。


「本当に2人でやるんですか?」
「あぁ。じゃぁこれ、法律に引っかからないように、ヘルメット着けてな。」
「日本では自転車に乗るのに、ヘルメットは義務付けられてないのでは?」
「バカだな、股間を隠すんだよ。しっかりと法律に触れるからな。」
「あの、このサイズじゃあ、隠し切れないと思いますが。」
「見栄張り過ぎもいーとこじゃないか。サドルごと被せられるだろ。」
「いや、ですから、尻が丸見えじゃないですかっ。」
「その程度の根性で、活動は続けられんぞ。」
「いや、その、自分がずっと、後ろを付いて走るんですよね?」
「だから?」
「いや、その、立ち漕ぎとかしないで下さいね。」
「細かいことを、気にするな。」

 ・・・

「どうした、行くぞっ。」
「やはり、自分にはできません。」
「今更になって、怖気付いたか!?」
「いえ、どう考えても『環境を悪化させる行為』としか思えないものですから。」

 ・・・

「それはオレだって同感だよ。もっと世間の注目を集めるために、看護士さんや客室乗務員さんにも、声かけたさっ。だがな、誰一人として、理解を得ることができなかったんだよ。」

 ・・・

「分りました。やりましょう。男一人じゃ、ただの変質者扱いされて、お終いにされかねませんもんね。」
「そうか、やってくれるかっ!!」
「はい。ただし、自分が前を走ります。」

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バーチャル・エージェントでマインドコントロール
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050608302.html

人は、話している最中に相手の身振りを忠実に真似ると、誠実な印象や好感を相手に与えられる――心理学者や営業マンは、これを「カメレオン効果」(chameleon effect)と呼ぶ。最近の研究で、コンピューターでも人間を相手にこの現象を活用できることが示された。人間どうしの場合より効果が大きく、普遍性もあるという。

嗅ぐと信頼が高まる物質――スイスの研究チームが実証
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050603302.html

被験者たちが神経ペプチド「オキシトシン」を嗅ぐと、他人への信頼感が高まって自分の金を託すようになった。この物質は感情にかかわるさまざまな行動と関係があるとされ、人間においては出産や授乳を促進し、母子の結びつきにおいて重要な役割を果たしている。

人の信頼を得るための研究が盛んなようだ。

あの手この手で人の信頼を勝ち取り、その先にあるビッグビジネス=金を手に入れようとする。だが、小手先の技術だけでは、人の信頼を得ることはできない。

いつでも全力を尽くして、相手に誠実に接する。そうしたことの積み重ねによって初めて、相手の信頼を得ることができる。


「どうだった?『オキシトシン噴霧液』の効果は?」
「利き目は凄かったんですけどね。」
「『乳首吸ってくれ』とでも、言われたか?」
「・・・良く分りましたね。」
「本当かよっ!!あっ、いや、オレも前に言われたことあるんだよ。」
「吸ったんですか?」
「ああ。その時の相手は女性だったからな。」
「それはイイ思いしましたね。今回は男だから、オレに行かせたんですか?」
「そんなこともないんだけどな。で? 吸って差し上げたんだろうな。」
「ええ。それだけなら良かったんですけどね。ヤケになってチュパチュパしてたら、『母乳』が出たんですよ。」
「正確には『父乳』だな。」
「流石にお互いにビックリして、胸に白い汁たらして茫然としてたら、女性社員が入って来ましてね。」
「驚いただろう。」
「教育が行き届いているようで、気が付かないフリして、お茶置いて戻りましたよ。」

 ・・・

「まだ独身だそうですから、『正確』ではありませんね。」

 ・・・

「産気付かなかっただけ、マシですかね。」

 ・・・

「生まれてたら、流石に『気が付かないフリ』では、済まなかったでしょうね。」

 ・・・

「ひょっとして、前にもそんなことがあったんですか?」

 ・・・

「今の、お子さんが、そうなんですか?」

 ・・・

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米下院議員、小惑星の衝突に備えた対策機関の設置を支持
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050602302.html

小惑星が地球に衝突する確率がきわめて低いことは、ローラバッカー議員もシュワイカート氏も認めている。しかし、衝突が起こったときの影響の大きさを考えれば、やはり前もって備えておく必要があると、両氏は主張する。
ローラバッカー議員は「無駄なことではないと思う」と話す。「もし何かがロードアイランド州全体に相当する面積を破壊し、地球の生態系を崩壊させる可能性があるとしたら、われわれにとっては重要な問題だ」

「危機管理」と言う言葉が叫ばれて久しい。だが、まだまだ、実際に事故や事件が起きてから、後追いでの対策に追われているのが現状だ。その背景には「いったいどこまでの対策を準備しておけば充分なのか?」との問に対する、はっきりとした基準が存在しない。という事実がある。

「30年後に地球に衝突するかも知れない(多分、しないと思われている)隕石」への対策について、論議が行われている。「なんらかの対策が必要であろう」という論調には、依存のない者が多い。争点は「どこまで」「どれだけの金をかけて」やれば良いのか。という点である。今後、我々人類を脅かす恐れのある脅威に、際限はない。その全てに対策を立てることは不可能だ。


「おい、着陸してるぜっ!!カメラかなんか、持ってないか?」
「ケータイなら、ありますけど。」
「写真が撮れりゃ、なんでもいーんだよっ。こりゃ、凄いよ。」
「なんか、出てきましたね。」
「信じられんな。グレイタイプだよ。本当に、いたんだな。」

 ・・・

「今の、聞きました?」
「あぁ、『ワレワレハ、ウチュージンダ』って・・・」
「胸も叩いてましたね。どうします?」
「どぉ。って?」
「通報とかしなくて良いんですか?」
「110番でもしろって、ゆーのかよ。『あー、今、UFOが着陸してるんですけどもっ。中から宇宙人が出てきたんで、確かです。え゛っ?だって、自分でそう言ってるんですよ。いや、日本語ですよ、日本語。本当ですってばっ!』てな感じで、信じてくれるはず、ないだろっ。」
「何か、『専門的な機関』とかないんでしょうか。」
「日本政府は、危機管理がなってないからな。こんな場面を想定した対策なんかあるわけないだろうな。」
「そうですね。あるわけないですね。」

 ・・・

「また、やってますね。なんか、チラチラ見ながらやってませんか?」
「あれは多分、練習してるんだな。」
「練習って?」
「決まってんだろ。ファーストコンタクトの時の挨拶の練習だよ。きっと地球人に脅威を与えないように、一生懸命調べた奴がいるんだろ。」
「あー、なるほど。それで『ワレワレ』ですか。頭いいですね。今度は、何か出しましたよ。」

 ・・・

「木、消えましたね・・・」
「あぁ、岩も消えたな。『光線銃』ってやつだな。」
「本当に、あったんですねぇ。」
「今さら、驚くトコぢゃないだろ。」
「撃ちまくってますね。」
「あー、乱暴なやつだな。」
「ちょっと、ヤバくないですか?」
「かなり、ヤバいな。」
「ほんとうに、誰かに、知らせなくていーんですか?」
「仮に専門的な機関があったとても、この状況は想定していないだろうな。」
「想定しても、対策の立てようがないですよね。」

 ・・・

「離陸しましたね。『まだ、練習が不充分』とかで、母星に帰ってくれませんかね。」
「いや、あれは、東京方面だな。」

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東京湾で地震相次ぐ 羽田空港、一時滑走路閉鎖
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050601/K2005060102520.html

1日午後8時44分ごろ、東京湾を震源とする地震があり、東京都大田区、横浜市緑区、川崎市川崎区で震度3、東京都千代田区、千葉県浦安市などで震度2を観測した。東京湾周辺では同7時6分、同7時40分ごろにも地震があり、東京都千代田区や川崎市中原区などで震度2の揺れが続いた。

関東大震災が1923年。安政東海地震が1854年。プレートの移動速度はほぼ一定であるので、次回の発生は1992年と予測される。既に13年超過している。

発生が遅れているのは、戦後に首都圏に建築された高層ビル群が原因である。その総重量が、プレートの反発力を押さえ込んでいるせいだ。

と、言う説がある。

私の説だ。

人口も増えたし、成人の平均体重も増えてるしね。

「そんなワケないだろう。」と、普通の人は思う。実は私もそうだ。となると、まだ発生していないのがおかしい。という結論になる。

「1週間以内に関東南部に巨大地震が発生する。」といった内容の発表がたまにある。大抵の人の反応はこうだ。「そんなワケないだろう。」「そんな『非科学的』な。」と。

ここに、一つの大きな危険が潜んでいる。

『非科学的』→「現実にはありえない」→「巨大地震など起こるはずがない。」

という思いこみに陥ってしまうことだ。『非科学的』なのは「1週間以内」というスパンで、地震の発生を予測するという点にあり、「いつか巨大地震が発生する」ということは、むしろ科学的には当たり前のことなのだ。

昔の人は「巨大なナマズが地中で暴れると地震が発生する」と考えていた。実際には、「地震の前兆を捕らえたナマズが、普段とは違う行動を取り、その後に地震が発生した。」という経験則が誤って伝わったものだという説がある。・・・もちろん私の説だが。

しかしながら、動物の異常な行動と地震との関連性との研究も、かなり科学的に行われている。
近い将来、巨大地震から身を守るため、人々が「ナマズ」を持ち歩く日が来るかもしれない。


「おまちどうさまです。」

注文していた「鍋焼きうどん」が出てくると、カウンターの隣に座っていた男がおもむろに、バックからプラスチック性の飼育容器を取り出し、「ふーふー」と息を吹きかけ始めた。

(これは、ヤバい。)

だが、好奇心には抗えず、私は意を決して男に尋ねてみた。

「何をなさっているんですか?」
「あっ、コレですか?『熱ものに懲りてナマズを吹く』という諺をご存知でしょうか。」

 ・・・

「いえ、ちょっと、知りませんが。」
「熱いものを食べる時には、慌てて食べてヒドい目に遭わないように、ナマズでも吹いて冷めるのを待ちなさい。と言う、先人の智恵ですな。」

 ・・・

「ドジョウのようですが?」
「生きたナマズは、なかなか手に入らないものですから。要は、慌てて食べてはいけないという趣向ですから、厳密にナマズでなくても良いのですよ。」

 ・・・

「であれば、何もそんな手間をかけなくとも、直接うどんを『ふーふー』すれば良いのでは?」
「『熱ものに懲りてうどんを吹く』では、後世に伝わるようなインパクトがありませんな。」

 ・・・

「ですが、ナマズやドジョウでは、実践に当って、インパクトあり過ぎだとは思いませんか?」
「そうでしょうか?」
「ええ。巨大地震なみに、魂が打ち震えましたよ。」

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