NY国際オートショーで注目、各社のコンセプトカー
http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20050328/20050328i01.html
後部ドアを覆いつくす45インチの液晶ディスプレー(写真)を装備する。フロントシートの背もたれは前方にスライド可能なので、後ろ向きに座れば後部ドアの液晶ディスプレーで映画を見たりもできる。
ここに後部カメラの映像を映し、「窓」として使うことも可能だ。両脇に取り付けられたカメラが、ドアミラーの代わりに後方の映像を撮り、従来型のバックミラーの両脇にある小型モニターに映し出す。
なんだか、凄い車だ。
だかこれでは、ドライバーが運転中に映画を楽しむことができない。
一人で乗っている時は、わざわざ手間をかけて窓として利用するしかない。彼女と乗っているときには、背中合わせに座ることになる。
これでは、高価な装備を付ける意味がない。
そこでだ。前方にもカメラを付けよう。後方のディスプレイの一部にウィンドウを開き、前方の風景をモニターにできるようにする。
運転席を、ハンドルやブレーキごと後ろ向きに回転できるようにすれば、映画を楽しみながらの運転が可能だ。
いや、待て。
そこまでやるなら、フロントウィンドウを全部液晶に変えてしまおう。運転席を回転させる必要がないので、かなり現実的だ。
西日が強い時には光量を押さえてくれるし、夜間には赤外線カメラの映像を合成して、歩行者を強調表示してくれる。
映像と、ハンドルやブレーキの制御信号を無線で飛ばせば、遠隔操作での運転が可能になる。眠くなったら、運転代行センターに電話すればOKだ。
逆に、部屋の一室に運転席を作り、自分の車をリモートで運転することもできる。ETCで清算できれば、ドライブスルーなど楽勝だ。
実際の運転と、リモート操作との操作感覚を均一にするために、実車の運転席と室内のシミュレータは、全く同じ構造にするのが賢明だ。シミュレータのディスプレイに架空の景色を投影することにより、バーチャルなドライブを楽しむこともできる。
実証試験が始まって、この技術のもつ重大な欠陥が明らかになった。
自分は今、実際に運転をしているのか。それとも、シミュレータの中にいるだけなのか?
自分の車は今、車庫の中にあるのか、見知らぬ土地を爆走中なのか?
全く解らなくなることがあるのだ。
「ねぇ、パパぁ。あと、どれくらい?」
「道がすいてたから、もうじき着くよ。」
「今日は、本当に乗ってるよね??」
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