未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




第4回 日経「星新一賞」に応募した。

既に審査結果発表が発表されている。

落選だ。

第1回で、蓄積の全てを使い果たし、第2回、第3回は応募すら出来ず、さすがにそろそろ、後がないよな。と、イマイチの自覚ながらの応募ではあったのだが、いかんせん、応募から発表までに数カ月あるので、だんだんと「ひょっとしたら、行けるのではないか?」と、思いこみ始めていた。

ちょっと前に発表された予選通過者リストに載っていなかったので、既に解っていたのだが、正式に結果が発表されるまで待っていた。

地球温暖化対策

読み返してみると、全体的に稚拙な感じが否めない。

解り辛い。

主題が何なのか?これによって、何を言いたかったのか。

イマイチ判然としない。

これだけは、気を付けたつもりであったが、誤字が残っている。

「こりゃ、ダメだな。」

アップ時に読み返してみて、そう、思った。


本来であれば、前回、昨年の3月にグランプリを受賞し、作家として気楽に生きて行く心積もりであったのだが、一昨年の暮れに肩を叩かれて退職し、昨年4月に、以前お世話になった会社に拾って貰ったので、また一から頑張らなければならない生活が続いていた。

本稼働前の忙しい時期であったが、何かしら心の余裕が欲しかったので、トライすることにした。

当初思いついたのは、「小学校編」と「総理大臣編」の2部構成で、ネーミングがオチであったのだが、あまり面白くない。

テキトーに噺を進めて行って、「コロニー編」を書いているうちに、ペイントのオチに辿り着いた。

だが、前半と後半とで、話が繋がっているようで、実はそうでもない。

最後のオチを見据えて、前半を大幅に削った。

自分的には、かなり気に入った。伏線がその直前に、デカデカと掲げられているのが、非常にお気に入りだ。

基本、私の小説(?)は、最後のオチで「くだらねぇ~」と、笑ってもらえるのを目指しているので、その辺りはハマっているように感じた。

「これなら、応募しても良いよね?」


だが、やはり、ネーミングがしっくり来ない。

特に前半では、ただ普通にくだらない、稚拙な話になってしまっている。

「小学校編」の小学生の会話が、「今時の小学生、そんな喋り方しねーよ。」とのデキになっている。

「小学生が喋っているよ。というのを、それっぽく書いた」書き方になっている。

読んでいて、辛い。


「「「知ってまーす!」」」の標記は、全員一斉に言ったセリフ。の、意味ですよ。と、最初の解り易い所で一度使って、最後の「「「ばっかじゃねーの。」」」が、全員に一斉に言われた感を、出したかったのだが、・・・解らないか。


基本、映画やアニメなどで、設定や背景などが、細々と描かれててるものは、好きではない。

それのために、肝心の部分が少なくなるので、結果として退屈になる。

スピード感が欲しいこともあり、会話だけで物語を構築するのを、自分のスタイルとしている。との、つもりである。

セリフの要所要所で、設定なり背景なりが、必要な範囲で読者に伝われば、それで良いよね?

それが、感じられるように、かと言って説明的にならないように書くのは難しいが、それが出来れば、とてもクールだ。そう、思っているのだが、自己満足に過ぎなかったようだ。


きっかけは、「地球温暖化は、既に、後戻り出来るポイントを過ぎてしまっている。」との説を、何人かの科学者が唱え始めた。との話を、何かの科学番組で見たのがきっかけだ。

文明など、結構、あっさりと滅びてしまうものだ。と。

人間に出来ることなど限られている。と。

まだ。

まだ、今なら間に合うかもしれない。

後で後悔しても、もう、おそい。

と。

そう、警鐘を、しばらくは心に残る鐘の音を響かせたい思いで書いたのだが、何の音だか解らない結果となってしまった。

せめて、何人かに届けば。と。

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