未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




飛行機と鳥の衝突事故を防ぐ研究
http://wiredvision.jp/archives/200509/2005092701.html

鳥との衝突という危険は、飛行機の登場以来ずっと続いている。公式に記録されている最初の鳥の衝突は、ウィルバー・ライト[ライト兄弟の兄のほう]が1905年に経験したものだ。1912年には、鳥が原因で最初の死亡事故が起きている。FAAによると、現在、鳥による損害は民間の飛行機と軍用機を合わせて毎年6億ドルを超え、1990年以降報告されている民間人の負傷者は163名、死者は9名に上るという。

飛行機と鳥との衝突。その結果が、これほど深刻なものだとは知らなかった。素人考えでは、「たかが鳥がぶつかったくらい、どうということはないのでは?」と思ってしまう。だが、衝突の危険は、鳥だけではないのだ。

「カエルやカメ、ヘビが送られてきたことがある。かなり高い高度で衝突したネコを受け取ったこともある」「先日、鳥との衝突の報告を受けた。その検体をDNAの研究所に送ったところ、実はウサギだったことが判明した。550メートルの高度でウサギが衝突してきたことを、FAAにどう説明すればいいのだろうか?」

「タカやサギなどの鳥が自分の獲物を落とし、それがたまたま接近する飛行機にぶつかる」のだと推測されているようだ。だが、それを目撃したものはいない。もしかするとこの大空の彼方では、未知種のネコやウサギが、今日も元気良く羽ばたいているのかもしれない。


「いまどき、飛行機が怖いなんて、珍しいよね。」
「『無知は幸せなり』ですね。今は、ハマヒバリの渡りのシーズンなんです。この便の機体番号の最後の"CB"ってのは、鳥害対策が強化されてることを示してるんですよ。」
「対策って?もしかして、さっきから気になってた、この窓のところにぶら下がってるCDのこと?」
「ええ、もちろんです。」
「なんかこれ、いかにも手作りって感じだれど・・・」
「客室乗務員のサービス向上コンペティションで採用され、試験的にこの機材にのみ装備しているんです。」
「それって、わざわざ先方のスケジュールを変えてもらってまで、この便に変更するほどの効果があるの?どうせなら、目玉も書いた方がいいんじゃなのか?」
「いえ、表面反射率が下がるので、高速で移動する物体に取りつけるには、この方が効果的なんですよ。」
「そうなんだ。。。でも、実際には、速過ぎて見えないだろ。」
「いえ、鳥の動態視力は半端じゃありませんからね。ただ、以前はもっと大型の動物を対象にした対策も施されていたんですが、乗客が間違ってペットボトルの中身を飲んでしまうトラブルが続発したんで、撤去されたそうです。」
「いくらなんでも、そんな大きな動物は飛んでないだろ。」
「いえ。秋になると、座席の下に、笛や太鼓、そして唐辛子のスプレーも装備されます。」
「熊が空を飛んでるとでも?」
「そんなワケないでしょう。ジェットエンジンの余熱に引かれて、着陸中の機体に熊が入り込んでくるんですよ。けっこう気が付かずに離陸してしまうことが多いんです。」
「おっ、多いのかよっ。」
「そんな時は、乗客乗員総出で、笛や太鼓で熊を追い詰め、貨物ハッチから突き落とすんですよ。」
「それが、別の飛行機に当ったら、どーすんだよっ。」
「だから、大型動物への対策も、必要なんですよ。」

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「ロボLDK~ロボットのいるくらしコンテスト~」開催
http://news.goo.ne.jp/news/pc/it/20050906/pw2005090601-pc.html

ロボLDKはロボットのいる暮らしをイメージし、ドラマ仕立てで暮らしのなかの一場面を表現するコンテスト。将来、こんな形でロボットがいたらいいな、こんなことあんなことがロボットでできるといいな、というシナリオを競うもので、一般ユーザーによる参加体験型イベントだ。

ロボットに関する話題は尽きない。技術の進歩も著しい。既に家庭向けロボット「ワカマル」の個人向けの発売予約が開始されている。

実際に料理や洗濯が行える「家政婦ロボット」の登場も、そう遠くないかもしれない。だが、我々一般人が入手できるような価格まで下がるのは、まだ当分先のことになるだろう。

だが、諦めるのはまだ早い。家庭用ロボットの普及を我々以上に望んでいる人々がいる。

「広告業界」の人々だ。

我が家のロボットと特定のメーカーとの間で提携を結んでもらおう。ステッカーを貼って歩き回ってもらうのが目的ではない。買い物に行ったロボットが「花王」や「明治製菓」などの特定メーカの商品を優先的に買うようにしてもらうのだ。その見返りに、メーカーから、一定の「広告費」が支払われる。製品が競合しなければ、何社とも提携できる。

日本で年間に使用される広告費はおよそ6兆円。その6分の1の1兆円をこの分野に充ててもらおう。これを100万世帯に配分すると、1世帯あたり100万円になる。ロボットの耐用年数が10年とすれば、ロボット購入費に、1千万円の補助が得られることになる。


「お腹減ったなぁ。なんか作ってくれる?」
「今、駅前のステーキハウスで、オープニングフェアをやっていますヨ。」
「いや、もっと軽いものでいーんだ。」
「今週から角のコンビニで『匠のランチ』シリーズが発売されています。」
「いや、なんか、テキトーに作ってくれればいいから。」
「今なら、お茶とのセットで50円引きになるんですが・・・」
「いや、はっきり言おう。『オムレツ』を作ってくれ。中に何も入れない、プレーンなやつでいい。他には何もいらないからね。解ったぁ?」
「ケチャップはどーしますか?」
「『デルモンテ』でも『カゴメ』でも、好きなものをかけてくれっ!!」
「『ダブルっオーケー』。」
「・・・」

そして10分後、彼の前に出されたオムレツには、ケチャップで赤々と『HONDA』の5文字が輝いていた。

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