クローン幹細胞で牛の若返り実験に成功
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050706304.html
幹細胞によって年老いた牛に若さの活力を与えられることが、実験により明らかになった。研究を行なった科学者たちは、同様の結果が人間でも得られることを期待している。
今回、バイオテクノロジーのターゲットとなるのは「若返り」だ。
若さと美しさへの飽くなき欲望は、人類の文明の発達とともに歩んできた。
その歴史に、新たな一ページが加えられようとしているのか。
「10代後半から20代前半の頃への若返りをご希望ですね?」
「ええ。さすがに年には勝てませんわ。」
「まず始めに、手術結果についていかなる苦情も申したてない趣向の誓約書にサインをお願いします。」
「それは、手術に失敗する可能性があるということでしょうか?」
「いえ、手術は100%安全です。想定される最悪のケースでも、『現在と全く変わらない』という場合くらいですね。」
「・・・今までの実績はどうなんですの?」
「99%以上の確立で、希望の年代への忠実な若返りに成功しています。」
「ではなぜ、そのような誓約書が必要なのでしょう?」
「術後に、太ったとか、顔が平凡になったとか、胸が小さくなったなどの苦情が多かったためです。」
「実際はどうだったんですか?」
「正直な感想としては、お客様の訴えは往々にして控えめで、『あれ?だれ?』と言いたくなるほど、劇的に変化なさるお客様がほとんどですね。」
「それは、やはり、失敗しているからでしょう?」
「解りました。正直に申し上げましょう。美容のために、ここまでの処置をご希望される方には、今までにもっと一般的な処置にて、様々な改善を施されている方が多いのです。」
「それで?」
「手術により、それらの処置以前の状態に、忠実に若返ってしまうようです。」
「つまり、今までの投資が、全てムダになってしまうということでしょうか?」
「お見受けしたところ、お客様においては、そのような手術が必要なかったようですね。それであれば、何の問題もございません。」
「実は私、過去に一度だけ手術を受けたことがありますの。」
「本当ですか?プロの目で見ても、全く解りませんが・・・。」
「外からは、見えない所ですから。」
「では、さほど問題ないでしょう。10代のころの体に戻るチャンスですよ。」
・・・
「でも、そのころは私、男だったんですのよ。」
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