未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




森川葵

ポカリスエットイオンウォーターのCMを観て、完全にやられてしまった。

その泣きそうな顔は、オヤジ心、いや、ふつーに男心を、鷲掴みだ。

『森川葵』で検索していて最近の彼女の主演映画を知った。

チョコリエッタ

そして

おんなのこきらい


予告を観て、鷲に掴まれた心は、遥か上空へと持ち去られてしまった。もう、戻って来なくても構わない。

期待以上だ。いや、正直、これ程とは思っていなかった。

丸刈りで教室に佇み、ぼーっと外を向いている様には、圧倒的な存在感がある。もう、これだけで、全編見なければ。との思いが募る。

バイクを押しながら2人で歩くシーンの、ぷらぷら歩いている感じが、華奢ながらも一本筋が通っている、繊細ながらも芯の通った感じが、なんとも言えない魅力に溢れている。

そして、面談のシーンだ。

あの、足をぷらぷらさせているのは、演技なのか?演出なのか?それともひょっとして、無意識のうちに自然に出来てしまうのか?

『チョコリエッタ』は既に東京近郊ではやっていない。DVDもまだ出ていないようだ。

『おななのこきらい』も、近場ではもう演っていない。


もっと、森川が観たい。


彼女のブログ』をチェックしていて、『本日NHKにて22:00~』の書き込みを見つける。

その時には既に2~3日過ぎていたが、NHKのドラマって、1週間以内の深夜に再放送していることがあるので、調べてみた。

まだ、大丈夫だ。初回の再放送は今度の土曜日だ。

だが、ここで大きな問題にぶつかった。

ちゃんぽん食べたか

どうやら、『さだまさし』の青春時代を描いたドラマのようだ。


『さだまさし』が苦手。

実在の人物の青春時代を描いた作品が苦手。

ふつーなら、絶対に見ない。


パッと見、森川も普通の女子高生役のようだし、そんなに重要な役でもなさそうだ。

無理に、見る必要があるのか?

かなり悩んだが、悩んでいても答えは出ない。

とりあえず、1話だけでも見てみるか。。。


ドラマは、大丈夫だった。

出だしが、心配していた通りの苦手な感じであったので、森川が出て来るまで早送りしたが、出番はすぐにやって来た。

それまでの森川とは、またちょっと感じが違う役なのだが、その圧倒的な存在感は健在だ。

顔を観て、ドキドキして待っていると、最初のセリフでもう、やられてしまった。

それからは、もー、森川に釘付けだ。

予想に反して出番が多いし、重要な役だ。

そして、どのシーンでも、森川が生き生きとしている。

ダンスのシーンも、松岡茉優が「ダンス音痴だ」と言っていたが、振りを覚えるのが苦手なだけのようで、表現力は豊かだ。

生きて行くための心の支えが、一つ増えた。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




世界が大きく歪んだ。

一体、何が起ころうとしているのか。

ふと、子供の頃に見た「東京の山賊」のワンシーンが蘇って来た。

現実世界をシャッフルしているうちに、異世界のピースが紛れ込み、何食わぬ顔でそこに留まっている。

真っ直ぐに道を歩いていたつもりが、ふと気付くとそこには、長年の常識が通用しない見知らぬ世界が佇んでいる。

その歪みに耐えきれずに生じた空間の亀裂から現れたのは、『ど根性ガエル』だ。

「今から16年前」とのフリだが、アニメを見ていたのが恐らく小学生なので、40年以上前のはずだ。

いったい、今は、いつなのか?

時間感覚に揺らぎが生じる。

高校生の頃に薬師丸ひろ子のファンだったことがあり、2人が同列に並んでいる事がまた、本来は隣り合うはずのない時間軸に、歪みが生じているかの錯覚を与える。


一体誰が、『ピョン吉』の役を満島に演らせようと、思い付くのか。

満島も満島だ。

なぜ、受けたのか?

私が「声優さんの方が女優より演技が上」と、書いたことを怒っているのか?

読んでいるはずはないのだが、ここでもまた、あるはずのない事が起きているかのような錯覚を呼ぶ。

どうしよう、これ。

満島がアニメ声で演じるはずがない。

となると、満島の声には特徴があるので、なんとなく、どんな感じになるのか想像出来てしまう。

いっそ、『梅さん』役であれば、まだ見たかも知れない。

『梅さん』と言うより、『バカボンパパ』のコスプレをした満島の姿が脳裏を、いや、最前列のど真ん中に陣取った。

『吉幾三』のモノマネで、「西からぁー、昇ったぁー、お日様ぁがぁー♪」と歌い、少し苦笑気味ながらも『これでイイのだ!』と、言い切る。

・・・いや、やはり、見ないな。

とにかく、満島が絡んでいなければ、絶対に見ない。

残り少ない人生の、さらに自由に使えることを許されたわずかな時間を、なぜ、『実写版ど根性ガエル』など見るために、費やさなければならないのか。

どーしてくれるんだ。一体。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )