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荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

荒汐部屋の風景

2020年07月17日 | 散文

コロナ禍で5月場所が中止になって、7月に行われる予定だった名古屋場所が今度の日曜日から東京で行われます。都内でクラスターが発生している状況下、観客を入れて興行するのがちょっと心配ではあります。そんな世相下、荒汐部屋にやって来ました。

 

自転車は運転免許を取ってはいけない相撲取りの足です。自転車の数が弟子の数に比例します。

 

7月場所の開催を相撲取り以外で、おそらく一番緊張して待っているのはここ荒汐親方だろうと思います。

 

見上げる部屋にいつもの洗濯物や日光消毒をする稽古まわしがありません。何も無いことが珍しい風景です。

 

稽古場はシャッターが下りて見えません。物音もしません。

 

この度荒汐部屋は親方が代わりました。新しい親方は、元前頭二枚目蒼国来です。彼は、相撲界に衝撃を与えた八百長事件で、当事者として相撲教会から除籍されました。国技館前で無実を訴えるビラを受け取ったことがあります。蒼国来は無実を訴え続け、とうとう裁判を起こして、勝訴して復帰したのです。中国から来て味方も支援者も少ない絶望的な状況でありながら、屈することなく粘り強く正義を主張して復帰を果たしたのです。

 

その後負けが込んで、幕下まで落ちました。十両以下は「関取」ではありません。給料もありません。その絶望から彼は再び粘り強く十両に復帰しました。そんな彼が親方になったのです。中国出身者初の親方でもあります。前親方の愛情も感じる新親方の就任です。こんな親方を応援せずには居られません。そんな思いで7月場所の開始を待っています。

関取二人の部屋です。みんな頑張って幸せになれ!

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根津の「SENTO」

2020年07月17日 | 散文

根津の路地に煙突が現れました。「SENTO」と書いてあります。

 

こんな路地です。

 

銭湯によくあるある煙突です。

 

「宮の湯」と書いてあります。その上には、「弓を射る」で「湯入る」と読ませる江戸時代に湯屋を表した弓矢のモニュメントがあります。

 

銭湯らしい入り口は閉まっています。よく通る路地ですが、ここに銭湯なんてあったっけ?

 

屋根瓦を下ろしたのでしょうか?

 

煙突には「芸術銭湯 +cafe  MIYANOYU」との文字があります。

 

これはメニューのようです。

 

あちらに広いスペースがあります。

 

広いガラス窓にテープが貼られています。まだ完成していないようです。

 

中を覗くと、そこは洗い場の跡のようです。

 

概要が掴めました。元銭湯をリニューアルしてカフェにするようです。

 

こちらから全体像を眺めます。

 

脇道に入ると、銭湯の入り口に見えます。銭湯も継続するのでしょうか?

 

振り返る正面入り口方面の路地です。

 

正面に戻りました。こんな路地です。

コロナ禍のこのタイミングで、近々オープンです。頑張れ!!

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