荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

池之端の井戸/梅雨時

2020年07月16日 | 散文

季節の変わり目にやって来ます。

 

狭い路地の苔が領土を拡大しています。

 

季節の花が咲く路地です。

 

ポンプの鉄がしっとりしています。

 

いつものように、こちらからも観賞します。

 

下町の水場です。

 

静かに季節が巡る生活感を感じます。

 

柘榴が実を付けました。

もうすぐ夏です。

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雨上がりの「お化け階段」

2020年07月16日 | 散文

雨上がりの階段を見たくなってやって来ました。

 

結構急な坂です。

 

真ん中のコンクリートの部分を利用して自転車を押し上げる計画です。

 

人に見られたら恥ずかしいな、と思っています。滑らないように注意しながら押し上げます。

 

さあ、行きます。

 

こういうときの自転車って重いです。押し上げていたら足元の左の階段が無くなりました。まだあんなに残っている坂です。ここで、左側が高くなっている地形だと気づきます。

 

ここからは自転車を抱えて登ります。目の先は坂上の街です。

 

振り返る「お化け階段」です。昔は藪が繁った坂で、明かりがない暗がりの階段で多くの人が怪我をしたのが名前の由来とか、あるいは、上がりと下りの階段の数が違うからとか言われています。

 

上から見ると、現在は途中で民家の塀に吸収されて無くなっていますが、三つある階段の一番右側が古いです。つまり昔のまま残された階段です。新しい真ん中の階段と比べると一つひとつの段の高さが違うので、上りと下りで左右の階段を違えて使ったら段数が違う、のだと思います。

 

あるいは、現在は水平になっていますが、左に曲がった階段で左にも下にも低くなっている地形です。当時は斜めの場所にそのまま斜めに階段を造ったので、曲がり角の部分の最後の段が傾いて踊り場の面に吸収されて半分くらいの階段になっていたのでしょう。従って、左側を上り下りしたら1段少なくなる、のだと思います。今は左右とも39段あります。

 

こんな場所です。

 

坂に建つマンションに囲まれた階段です。

視界の狭さが楽しい坂です。

コメント (2)
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