荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

萬年橋から「ケルンの眺め」

2020年08月07日 | 散文

深川に萬年橋が在ります。小名木川最西端の橋です。葛飾北斎はこの橋の中に富士山を描きました。

 

橋の袂に説明板があります。「万年橋は、区内の橋のなかでも古く架けられた橋の一つです。架橋された年代は明らかではありませんが、延宝八年(1680)の江戸図には『元番所のはし』として記載されているので、この頃にはすでに架けられていたことがわかります。 

江戸時代には、この橋の北岸に小名木川を航行する船を取り締まる、通船改めの番所が置かれていました。この番所は、寛分年間(1661~73)の頃に中川口へ移され、このため『元番所のはし』とも呼ばれました。小名木川に架けられた橋は、船の通行を妨げないように高く架けられていました。万年橋も虹型をした優美な橋で、安藤広重は『名所江戸百景』のなかで『深川万年橋』としてとりあげています。また、葛飾北斎は、『富嶽三十六景』のひとつに『深川万年橋下』として、美しい曲線を描く万年橋を大きく扱い、その下から富士山を望む、洋書の影響をうけた錦絵を残しています。」

 

更にもう一つ、錦絵ならぬ西洋の「ケルン」の文字もあります。

 

案内板に従って覗きます。あれです! 濃青色の清洲橋です。

 

テラスに降りていきます。

 

おお、好いですね。

 

案内図が日焼けしています。

 

水面に近くなりました。

 

横たわる水面は小名木川が合流した隅田川です。行ったことの無いケルンの景色を想像します。

 

振り返った背後の丘には松尾芭蕉像です。後ほど行ってみます。

 

再び清洲橋です。

 

上流には新大橋です。

 

再び振り返った丘には「江東区 芭蕉庵史跡展望庭園」とあります。

 

その下のは芭蕉の句です。展望庭園へ行ってみましょう。

 

大川(隅田川)端から見る萬年橋です。

 

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高橋夜店通り/2020年

2020年08月07日 | 散文

左右は交通量の多い清澄通りです。斜め左後方には深川神明宮が在ります。清澄通りには都営大江戸線が走っていて、左に1本行った新大橋通りとの交差点には、都営大江戸線と都営新宿線の2つ「森下駅」が在ります。つまり、深川の中心地です。清澄通りを横断します。

 

「たかばし」の文字が見えます。その下には「のらくろ」のキャラクターがいます。作者田川水泡ゆかりの町です。伊東深水生誕地でもあります。

 

ここが高橋夜店通り商店街、通称「のらくろ通り」です。この道路の先には森下文化センターが在って、何度も言いますが深川の中心地の商店街です。日曜日には「歩行者天国」になりますが、今日は平日です。

 

商店街を行きます。

 

この商店街は以前から、数年分のイベントのバナーを掲示しています。先ず「2019秋ののら天収穫祭」です。「のら天」は、「のらくろ通り」と「歩行者天国」の合成略語だと思います。

 

次は、「2020春ののら天市場」です。この通りでプロレスを興行したようです。

 

その次は「2019春ののら天市場」です。どうして古いイベントのバナーを残しているのかは分かりません。

 

シャッターが閉まっている店が多いのですが、このシャッター絵は好いですね。「クリムトの接吻ピカソ風」ってとこでしょうか?

 

こちらはモリジアニ風です。

 

その前には「のらくろ沢山」です。こんな風に芸術的な商店街なんですが、人通りが無いです。シャッター商店街になりつつあります。

 

反対側の歩道を行きます。

 

バナーを見上げます。「2020春」

 

「2019秋」

 

「2018秋」

 

「2019春」

 

こんな風に飾っています。

・・・理由は分かりません。

コメント (2)
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