荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

芭蕉庵史跡展望庭園へ行く。

2020年08月08日 | 散文

隅田川の堤防下に侘びた木戸があって階段が続いています。ここが展望庭園の出入り口です。

 

木戸を入った左手に説明板がありました。久しぶりの訪問です。最近立てた物だと思います。

 

なるほど、萬年橋の道は赤穂浪士が歩いた橋です。竪川一の橋はここから800m北に在ります。

 

さあ、階段を上がりましょう。

 

と思ったら、その一角にまだ何かあります。先ずは芭蕉の句(他にもあります)です。「川上とこの川下月の友」

 

上手なのか下手なのか分からない句(俳聖松尾芭蕉に向かって恐れを知らぬ素人ならでは発言)です。その説明を読みます。この五本松は有名だったらしく、他所でも記録が残っています。・・・なるほど、奥の深い句です(てへ、)。

 

次は「深川芭蕉庵」の説明です。

 

なるほど、芭蕉庵は三次に渡って営まれ、いづれに於いても質素なくらしぶりだったようです。先ほどお参りした芭蕉稲荷大明神の敷地の狭さを思います。

 

説明板を読み終えて、ようよう階段を上がります。左の絵は、当時のこの場所ですね。一番左に萬年橋が描かれています。正面で芭蕉翁が出迎えてくれます。

 

自然と目は解放された空間に向かいます。隅田川のケルン(清洲橋を含む風景)が目に飛び込んできます。

 

庭園内には多くの説明板があります。昔からあるものですが、実はしっかりと読んだことがありません。この機会に勉強します。

 

「深川芭蕉庵」

 

「俳人百家選」

 

「芭蕉翁略伝」

 

芭蕉像の後ろにも在ります。

この話、続きます。

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旧芭蕉庵跡

2020年08月08日 | 散文

萬年橋の北端に居ます。

 

「川番所跡」の説明板です。

 

橋下の駐車場の車の屋根の向こうに赤い幟があります。

 

あれが旧芭蕉庵跡です。

 

すぐそこです。

 

松尾芭蕉が住んだ場所は「芭蕉稲荷大明神」になっています。

 

お参りします。

 

小さな稲荷神社です。小さな居宅だったのですね。

 

「奥の細道旅立ち三百年記念碑」です。平成元年の建立です。

 

その他古い石碑があります。

 

「俳聖芭蕉翁生誕三百五十年蔡」の碑もあります。平成6年の建立です。

 

そして、「古池や蛙飛び込む水の音」があります。

 

従って、蛙もあります。

 

 

蛙かと見紛うキノコもあります。この狭い土地にこんな大きな切り株もあったんですね。芭蕉の全てがここに凝縮されているように思います。

 

お参りして芭蕉史跡展望庭園へ向かいます。

 

すぐ先の、隅田川堤防の左側です。

こんな水っぽい場所に住んでいたのですね。

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