おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

農家の庭に見る季節変化 干瓢消える

2015年09月17日 00時00分00秒 | 景観

写真1 2015年9月3日10:57  テドロ弊ブログ2014年07月16日写真1参照)  
 奥様は干し始めて2日目の干瓢をビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室(写真2)の中から運び出し、
 細い干瓢を抜き分け、品揃えを行なっている。この作業をテドロと呼ぶ
 テドロを終えた干瓢は乾燥室・硫黄蒸し室(写真2の奥。)へ
 奥に見えるブルーシートの中は籾自動乾燥機



写真2 2015年9月3日10:59  干瓢少なく、干し竿余る
 ビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室の中に干瓢、入口に緑の干し竿が立つ
 写真右端・奥のビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室・硫黄蒸し室は空



写真3 2015年9月3日10:52  青壁の奥で干瓢作業の女性(この写真では見えない。)を里みちから視認
 話を聞けなかったら仕方ないと意を決し庭に入る
 その後は写真1、写真2。当家の干瓢つくりは弊ブログ2015年07月16日写真52013年07月16日写真3
参照


盛夏の干瓢干し 犬は木陰で昼寝 2013/07/02 下野市



写真4 2015年8月31日14:28  干瓢つくり終盤、干し竿余る
 ビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室は二つ
 写真右・奥の乾燥室・硫黄蒸し室に、蒸し済みの干瓢あるいはこれから蒸す干瓢が吊るされている
 手前の乾燥室は閉められ、今朝から干された干瓢と2日目の干瓢が吊るされている



写真5 2015年9月13日 11:54  出来秋、籾殻を吹き出すビニール製管が2本並ぶ
 当家は干瓢つくりを終え、稲刈りを始めた
 写真中央・奥の乾燥室・硫黄蒸し室には青の肥料袋、手前の乾燥室の干し竿は撤去されている


人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。

 季節変わりを視認できる事象は様々
 8月、9月、筆者が歩く里みち・農道から見える事象の一つが上の写真
 農家の庭に見る夏から秋への季節変わり

 庭のビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室の様変わり(写真2~写真4)と籾殻排出管(写真5)
 ユウガオ栽培・干瓢つくりが終わり、水稲刈取りが始まる
 夏去り、秋来たる

 さて、干瓢つくり作業中の奥様(写真1)は次のようにご教示
 今行なっているのはテドロ
 細い干瓢を抜き、みばをよくする
 干瓢屋さんに言われて行なっている
 農家から干瓢を相対で買うのが干瓢屋さん
 自分ちは小山の干瓢屋さんに売る(注1)
 ユウガオの実・フクベが多い日は午前2時に起きてカンピョウムキを始める
 “つくっている人、やってる人は70(歳)過ぎ、やめちゃいますよ”
 ユウガオの跡はホウレンソウを栽培
 “ここはホウレンソウの本場”

 注1 筆者が見聞する干瓢屋さんは、当地の下野市(旧石橋町・旧南河内町・旧国分寺町)、小山市、茨城県結城市から買い付けに来る
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする