おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

身近にみる関東・東北豪雨の跡 畑土壌流出

2015年09月23日 00時00分00秒 | 農業

写真1 水は重力に逆らわず高きから低きへ流れる。平成27年9月関東・東北豪雨の跡が残る(写真2・写真3も同じ)。2015/09/13


写真2 行き場のない雨水が低い畦際に溜まっている。2015/09/13


写真3 トラクターの轍に沿い、畝間に沿い雨水は流れた。茶色と緑・黄の間に農業排水路がある。2015/09/13


写真4 トラクターは高きから低きへ走る。土壌流出前の畑・写真1。①から見撮したのが写真1。2015/08/24

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 平成27年9月関東・東北豪雨による土壌流出を里みち・農道歩き定路で見撮(写真1~写真3)
 雨水は畦の間を流れている
 畑によっては、畝間から集まった水が一つの大きな流れとなった
 多くの支流が大河となったよう(写真1)
 
 かつて、土地改良・圃場整備の前、畦の多くは同じ高さの所を走っていた
 鍬や牛馬を使う等高線耕作がなされていたと語られる

 今は違う
 トラクターの操作や走り易さを優先
 畝は高きから低きへ、等高線と直角につくられる

 さらに、かつて8月や9月の畑はユウガオや陸稲で覆われていた
 今、陸稲はほとんどなく(注1)、ユウガオ・干瓢つくり農家は激減、裸地が多い
 そのため、雨水は遮るものなく、土壌を浸食して流れる

 畑から流れ出る水を使える田んぼの収量はよいとの話もある
 上の二つの農業変化ゆえ、雨水による浸食・流出が多いのは当然と語られる
 とにかく、農業変化の上に豪雨が重なり、写真のような土壌流失が起こった

 蔑にできない自然がある

 注1 弊ブログ2015年09月11日
 引用・参考文献等:弊ブログ2014年11月17日12月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市

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