写真1 ゴボウ畑から出た玉石。この石が出た部分にはゴボウを播かず(写真5)
写真2 ゴボウの播き幅16~20cmの下は1m強、フカフカ、140cmの棒も簡単に深く刺さる
写真3 ゴボウ播き幅の脇は耕さないので硬い、棒は深く刺さらない
写真4 ゴボウ播き幅の脇にAさんの後継者が力いっぱい刺しても深くならない、写真3の状態
写真5 作土膨軟の検証に使った140cmの棒
写真6 玉石が出てゴボウを播かなかった部分は茶色、裸地。ホウレンソウ外葉の捨て場に使い、土に戻す
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大間々扇状地の畑は脇に玉石が多い(写真1・弊ブログ2015年12月18日)
玉石は油断すると次のよう
アカギオロシなどの強風で作土が飛ばされて顔を出す
雨に作土が流されて顔を出す
この玉石に苦労しながらの農業、畑作
とくに根菜類、なかでもゴボウ作りは玉石との戦い
ゴボウは1mほどに伸ばして収穫
そのため、ゴボウ播種の前、09月に100~120cmほど深く掘る
ロータリートレンチャー(鉄製円盤の周りに爪が付く。)で播き幅16~20cmの下を掘る
このとき、石があるとトレンチャーが壊れる
爪が曲がり外れる、ロータリー(円盤)が曲がる
そのような畑はゴボウを作れない
たとえば、写真6の茶色の裸地、一筆の圃場・畑の一部
他の部分は麦が伸び、ゴボウは作土の中
この裸地は深耕の際、玉石があったので諦めた、ゴボウを播かず
さて、作付けされた畑は全面を耕されて膨軟と思っていた筆者
そうではなかった
ゴボウ畑は播き幅16~20cmの下だけ掘り耕す
その下1m強だけが膨軟、フカフカ、棒は簡単に深く刺さる(写真2)
その脇は硬い、力いっぱい棒を刺し込んでも深く刺さらない(写真3・写真4)
上記はAさん宅のゴボウ畑防風麦への除草剤撒布の際(注1)、後継者がご教示
注1 弊ブログ2016年02月10日
Aさん及び後継者のご案内、ご教示などに感謝します、ありがとうございました
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年02月09日 撮影地:群馬県太田市藪塚