おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

身近にみる東北・関東豪雨の跡  “とろけちゃった”ホウレンソウ

2015年10月06日 00時00分00秒 | 農業

写真1 09月13日、関東・東北豪雨跡のホウレンソウ。2015/09/13


写真2 豪雨跡のホウレンソウ(写真1)は雨粒に潰されていた、とろけていた。2015/09/13


写真3 今、09月28日、ホウレンソウの姿はない。2015/09/28


写真4 09月28日、関東・東北豪雨の後に播いたホウレンソウ、伸び具合は右から3段階に分かれている。2015/09/28


写真5 09月28日、Nさんが耕す先、倉庫脇の畝にホウレンソウが生えていた(写真1・写真2)
 写真左の道は筆者が歩く農道。2015/09/28



写真6 09月03日、順調だったホウレンソウ。2015/09/03

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 関東・東北豪雨によってホウレンソウ栽培も被災(注1
 いつもの里みち・農道の脇にホウレンソウ畑
 08月24日にNさんがホウレンソウ播きの準備をしていた( 弊ブログ2015年08月31日
 順調に発芽し、09月03日も順調(写真6)

 そこに、09日~10日の豪雨
 13日に見撮すると、ホウレンソウの姿はある(写真1・写真2)
 しかし、28日にホウレンソウはない、裸地(写真3)
 なぜ、なぜ
 トラクターで耕耘中のNさんは、ご多忙にもかかわらず下車して次のようにご教示
   ホウレンソウは “大雨でとろけちゃった”
   雨粒に葉を潰された、土を被った
   そのため、トラクターで作土にうない込んだ(混ぜ入れた)
   去年より4日ほど早く播いたので、10月に入ると出荷できるはずだった
  
   今伸びているのは大雨後に播いたホウレンソウ(写真4)
   伸び具合は3段階
   播種日を変えて出荷時期をずらし、長期出荷の予定
   今、トラクターで耕しているのは近日中に播種するため(写真4・写真5)
   とろけた所にも播く

 注1 関東・東北豪雨の身近な被災は弊ブログ2015年09月21日23日26日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市


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赤花ソバ・高嶺ルビーに集う人と鳥

2015年10月05日 00時00分00秒 | 諸活動

写真1 赤花ソバ・高嶺ルビー。ネパール原産のソバを信州大学が10年かけて改良。2015/10/03 16:12


写真2 そばで仲良く採餌、キジ♂、キジバト、カラス 2015/10/03 15:34


写真3 周りをキョロキョロ、キジ♂。カラス、キジバトは飛去しても畦に残る
  ほどなく、草むらに消える、飛去せず。近くで営巣? 2015/10/03 15:44



写真4 赤花ソバ・高嶺ルピー栽培圃の全景 2015/10/03 16:16

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 久喜市栗橋地区(旧栗橋町)に赤花ソバ・高嶺ルビー開花(写真1~写真4)
 有志が農業振興とまちつくりを目的に「赤花そばつくり実行委員会」に集い栽培
 キジ、キジバト、カラスも集う

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記
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ムラサキツメクサに見る環境適応性

2015年10月04日 00時00分00秒 | 植物

写真1 ムラサキツメクサは花の直ぐ下に葉をつける。その葉には白斑
    別名:アカツメクサ 学名:Trifolium pretense マメ科
    2015/07/10 渡良瀬遊水地第2調整池堤防。写真2~写真5も同じ



写真2 光合成のために、種の保存のために周りの草と競いつつ上に伸びるムラサキツメクサ
    白い花はムラサキツメクサの変異個体



写真3 光合成のために、種の保存のために周りの草と競い、丈を60cm、70cmほどに伸ばすムラサキツメクサ
    写真奥は渡良瀬遊水地第2調整池



写真4 道端のムラサキツメクサは、競わず光合成できる道中央へ伸びて倒れ匍匐するよう
    それでも、上へ伸び立とうとしている



写真5 光合成のために、種の保存のために周りに競う草のないムラサキツメクサ
    丈は20cmほど、写真2、写真3の群生個体にくらべて低い


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 盛夏、7月10日
 渡良瀬遊水地第2調整池の堤防天端道を歩く(弊ブログ2015年08月09日写真1
 土手はムラサキツメクサに被われているよう
 
 天端道を歩き、ムラサキツメクサを見ると次の生育状況がある
  1.周り四方の草と競い、丈を60cm、70cmほどに伸ばす(写真2・写真3)
  2.周り片方・道端に競う草があり、競う草のない道中央へ伸びて倒れ匍匐するよう
    それでも、上へ伸び立とうとしている(写真4)
  3.周りに競う草はなく、丈は20cmほど(写真5)
 
 三つの状況から次のように考える
  1.一言でいえば種保存の環境適応性(弊ブログ2015年09月29日
  具体的には次のよう
  2.DNAに組み込まれた生長限界の範囲で
    周り四方に光合成を競う草があると、有利にできる上へ上へと伸びる
    伸びる際、周りの草を支えにする(写真2・写真3)
 3.周り片方に光合成を競う草があると、競わない方へ伸びる(写真4)
 4.周り四方に光合成を競う草がなければ、無理して上へ伸びない(写真5)

 ムラサキツメクサの仲間・同科同属にシロツメクサがある
 特徴は次のよう
  白い花をつける
  葉を4枚つける個体、いわゆる四つ葉のクローバーもある
  白い花の直ぐ下に葉をつけない

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年07月10日 撮影地:栃木市・旧藤岡町

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農村秋景 香り聞く里みち

2015年10月03日 00時00分00秒 | 景観

写真1 甘い香り、キンモクセイ(左)。柿とアーチをなす、いつもの里みち
    歩き始めて8年、このアーチで香りを聞くのは初めて。2015/09/28



写真2 今年も芳香、キンモクセイ(弊ブログ2014年10月08日写真1
    芳香ゆえ、お手洗い(左下に窓が見える。)の近くで放香。2015/09/29

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 農村の秋景、さまざま(弊ブログ2015年10月01日
 一つは芳香、キンモクセイ
 香りを聞き、愛でて里みちを進む
 秋です

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市

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なに なさってんですか183 干瓢乾燥室跡から白煙立つ

2015年10月02日 01時55分13秒 | 農業

写真1 籾殻富士山の煙突から白煙、見守るKさんの母上、右手に竹箒
  ここはパイプ温室型干瓢乾燥室(写真2・写真3)、自家用野菜伸びる。2015/09/28



写真2 8月末日、ビニール被覆・パイプ温室型干瓢乾燥室に干瓢なく、干し竿立つ。2015/08/31


写真3 お盆から10日後、干瓢つくりは終盤、干す量は少ない。2015/08/24 

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 薬師寺西台地(仮称・注1)、いつもの里みち・農道を進む
 ブロッコリー根づき、ホウレンソウ発芽の畑が多い
 約200m東方、Kさんの干瓢乾燥室跡から白煙
 何を焼いてんだろー、急ぐ
 坂を下り、底地のヤダ・谷田を通り、坂を上がると薬師寺東台地(仮称・注2)
 そこに白煙、Kさんの母上が見守る(写真1)

 翌29日に再訪、Kさんの母上に伺うと次のよう
   モミガラクンタン・籾殻燻炭を造った
   来春のブロッコリー育苗用

 なるほど、単なる籾殻焼きかと思っていた筆者、恥ずかしい

 母上の話題替わる
   落花生をカラスにやられた
   “ムシロ・筵に半分ほどは干せるだろう”と思っていた
   “とんでもない、やられた、残ったのは来年の種ぐらい”
   近所の人に、“網を掛けなー”と言われた
   “まさかー”と思って掛けなかった
   嘴で土の中から引きずり出して食べた
   “まったくー、カラスは賢いよー”

 当地のJAは、ユウガオ、ブロッコリーなどの野菜苗を育て希望する組合員農家に販売
 Kさん宅はユウガオ苗を買うが、ブロッコリーは自家育苗

 注1 両台地は田川・鬼怒川の河岸段丘を南北に走る
  浅い浸食谷を挟み、東に薬師寺東台地(仮称)、西に薬師寺西台地(仮称)(弊ブログ2015年03月17日03月14日
  段丘崖の高さは約4~5m。段丘の西端は姿川に落ちる
 注2 浅い浸食谷、すなわち東台地と西台地の間にある底地、そこの水田を当地ではヤダ・谷田と呼ぶ
 引用・参考文献等:弊ブログ2015年09月02日写真109月17日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市

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