28日(土)、2018年FIA F1世界選手権第12戦ハンガリーGP予選が行われ、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
激戦の中団グループに加えて上位3チームも100分の数秒を争う大接戦の今週末にミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤを持ち込んでいるピレリはQ3タイヤとしてウルトラソフトを1セット確保するよう指定。暑さが厳しいハンガロリンクではタイヤ管理がカギを握るとあって、予選トップ10ドライバーのスタートタイヤが決まるQ2のタイヤ戦略に注目が集まっていたが、予選開始を前に降り出した雨がすべての戦略を変えさせた。
Q1が始まった時点では雨が上がっていたものの、気温25.8℃、土曜フリー走行で53度に達した路面温度は一気に下がって31.9℃、湿度67.6%のウエットコンディション。雨の脅威を受けて多くの陣営が我先にとコースになだれ込む中、レッドブルはタイミングをずらす戦法か、ライバルたちがコースインしてもまだガレージにとどまっていたが、フェルスタッペンが出陣した後、リカルドもコースに向かっている。
全車がインターミディエイトタイヤでのアタックに臨むも、路面コンディションはドライタイヤに適した状態に変わり、上位勢は慎重な姿勢を見せていたものの、Q1突破を目指す陣営を中心にドライタイヤに切り替えていく。最終的には全車がスリックタイヤに交換してアタックラップに臨んでいる。
降雨の脅威があったにもかかわらず、コンディションに影響するほどの天候変化はなく、各車とも周回するたびにラップタイムを更新していった。タイムシートのオーダーも入れ替わりが激しく、いったんトップタイムを出してもすぐにノックアウトゾーンに後退する慌ただしいセッションとなった。
リカルドだけがソフトタイヤを選び、それ以外のドライバーがウルトラソフトタイヤを履いたQ1はベッテルが1分16秒666のトップタイムをたたき出し、2番手にフェルスタッペン、3番手にメルセデスのボッタスが続いている。
16番手以下で予選順位を確定させたのはバンドールン(マクラーレン)、ルクレール(ザウバー)、オコンとペレスのフォース・インディア勢、ウィリアムズのシロトキンだ。
Q2はほとんどのドライバーがウルトラソフトを履いてコースインするも、フェラーリのベッテルだけはインターミディエイトタイヤでガレージを出発。この判断が正しく、雨が振り始めたハンガロリンクの路面コンディションは一気に悪化し、早めにラップタイムを残したベッテルが1分28秒636を刻んでトップに立った。
他のドライバーはすでにベッテルと同じ環境でのアタックとはいかず、2番手に飛び込んだサインツ(ルノー)が1分30秒台で最も速く、フェルスタッペンとハミルトン(メルセデス)がそれに続いている。
ラップ終盤からピットストレートにかけては雨量がひどく、視界が悪くなるほど激しい水しぶきがあがった。これを受けてQ2終盤にはノックアウトゾーンにいた陣営がウエットタイヤを投入したが、すでに大きくペースアップできるコンディションになく、11番手だったアロンソ(マクラーレン)を含め、リカルド(レッドブル)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ストロール(ウィリアムズ)がここで姿を消した。
高温のコンディションを含め、マシン特性が合っていると明かしていたトロ・ロッソは期待していた路面コンディションでなかったとはいえ、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがそろってQ3進出を決めている。
雨脚が強まったQ3は予選トップ10入りを決めた全ドライバーがウエットタイヤで始動。メルセデス勢が速さを見せて1-2態勢を築くも、数度目のアタックでライコネンが1分36秒186を刻んでトップに立ち、ハミルトン、ボッタス、ベッテルのオーダーに落ち着く。その後、1分36秒台に乗せて3番手に飛び込んだサインツ以外が新しいウエットタイヤのセットに履き替えてラストアタックに挑んだ。
フェラーリ勢が懸命にプッシュしてペースアップを図るも、メルセデスコンビが寄せ付けず、先にチェッカーフラッグを受けたボッタスが1分35秒918をたたき出すと、ハミルトンはさらに0.260秒速くラップをまとめてメルセデスにフロントロー独占をもたらしている。
ハミルトンのポールタイムは1分35秒658、ボッタスが2番手につけ、3番手には0.528秒遅れのベストタイムを記録したライコネンが入った。4番手以下のオーダーはベッテル、サインツ、ガスリー、フェルスタッペン、ハートレー、マグヌッセンとグロージャンのハースF1コンビが5列目に並ぶ。
トロ・ロッソ・ホンダは2台揃ってQ3進出し、ガスリー6番手、ハートレー8番手と今期最高のポジション、決勝レースで2台ともポイントを取って欲しいですね!
激戦の中団グループに加えて上位3チームも100分の数秒を争う大接戦の今週末にミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤを持ち込んでいるピレリはQ3タイヤとしてウルトラソフトを1セット確保するよう指定。暑さが厳しいハンガロリンクではタイヤ管理がカギを握るとあって、予選トップ10ドライバーのスタートタイヤが決まるQ2のタイヤ戦略に注目が集まっていたが、予選開始を前に降り出した雨がすべての戦略を変えさせた。
Q1が始まった時点では雨が上がっていたものの、気温25.8℃、土曜フリー走行で53度に達した路面温度は一気に下がって31.9℃、湿度67.6%のウエットコンディション。雨の脅威を受けて多くの陣営が我先にとコースになだれ込む中、レッドブルはタイミングをずらす戦法か、ライバルたちがコースインしてもまだガレージにとどまっていたが、フェルスタッペンが出陣した後、リカルドもコースに向かっている。
全車がインターミディエイトタイヤでのアタックに臨むも、路面コンディションはドライタイヤに適した状態に変わり、上位勢は慎重な姿勢を見せていたものの、Q1突破を目指す陣営を中心にドライタイヤに切り替えていく。最終的には全車がスリックタイヤに交換してアタックラップに臨んでいる。
降雨の脅威があったにもかかわらず、コンディションに影響するほどの天候変化はなく、各車とも周回するたびにラップタイムを更新していった。タイムシートのオーダーも入れ替わりが激しく、いったんトップタイムを出してもすぐにノックアウトゾーンに後退する慌ただしいセッションとなった。
リカルドだけがソフトタイヤを選び、それ以外のドライバーがウルトラソフトタイヤを履いたQ1はベッテルが1分16秒666のトップタイムをたたき出し、2番手にフェルスタッペン、3番手にメルセデスのボッタスが続いている。
16番手以下で予選順位を確定させたのはバンドールン(マクラーレン)、ルクレール(ザウバー)、オコンとペレスのフォース・インディア勢、ウィリアムズのシロトキンだ。
Q2はほとんどのドライバーがウルトラソフトを履いてコースインするも、フェラーリのベッテルだけはインターミディエイトタイヤでガレージを出発。この判断が正しく、雨が振り始めたハンガロリンクの路面コンディションは一気に悪化し、早めにラップタイムを残したベッテルが1分28秒636を刻んでトップに立った。
他のドライバーはすでにベッテルと同じ環境でのアタックとはいかず、2番手に飛び込んだサインツ(ルノー)が1分30秒台で最も速く、フェルスタッペンとハミルトン(メルセデス)がそれに続いている。
ラップ終盤からピットストレートにかけては雨量がひどく、視界が悪くなるほど激しい水しぶきがあがった。これを受けてQ2終盤にはノックアウトゾーンにいた陣営がウエットタイヤを投入したが、すでに大きくペースアップできるコンディションになく、11番手だったアロンソ(マクラーレン)を含め、リカルド(レッドブル)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ストロール(ウィリアムズ)がここで姿を消した。
高温のコンディションを含め、マシン特性が合っていると明かしていたトロ・ロッソは期待していた路面コンディションでなかったとはいえ、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがそろってQ3進出を決めている。
雨脚が強まったQ3は予選トップ10入りを決めた全ドライバーがウエットタイヤで始動。メルセデス勢が速さを見せて1-2態勢を築くも、数度目のアタックでライコネンが1分36秒186を刻んでトップに立ち、ハミルトン、ボッタス、ベッテルのオーダーに落ち着く。その後、1分36秒台に乗せて3番手に飛び込んだサインツ以外が新しいウエットタイヤのセットに履き替えてラストアタックに挑んだ。
フェラーリ勢が懸命にプッシュしてペースアップを図るも、メルセデスコンビが寄せ付けず、先にチェッカーフラッグを受けたボッタスが1分35秒918をたたき出すと、ハミルトンはさらに0.260秒速くラップをまとめてメルセデスにフロントロー独占をもたらしている。
ハミルトンのポールタイムは1分35秒658、ボッタスが2番手につけ、3番手には0.528秒遅れのベストタイムを記録したライコネンが入った。4番手以下のオーダーはベッテル、サインツ、ガスリー、フェルスタッペン、ハートレー、マグヌッセンとグロージャンのハースF1コンビが5列目に並ぶ。
トロ・ロッソ・ホンダは2台揃ってQ3進出し、ガスリー6番手、ハートレー8番手と今期最高のポジション、決勝レースで2台ともポイントを取って欲しいですね!