全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

不祥事について

2006年07月11日 21時32分20秒 | Weblog
以下毎日新聞より。転落はささいなところから始まるものです。

トヨタ車事故:品質保証に疑念 歴代3部長の書類送検で
 トヨタ自動車の歴代3人の品質保証部長が11日、書類送検されたことは、同社が強みとしてきた高品質に疑念を生じさせる恐れもある。トヨタは今年6月、奥田碩会長が取締役相談役に退き、張富士夫会長、渡辺捷昭社長の新体制で船出したばかり。今年、世界生産台数で米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、世界一になる可能性も出ているだけに、今後、売り上げへの影響が出るのか注目される。

 トヨタが今年、国土交通省に届け出たリコール(レクサスを含む)は7件の27車種で計83万台。リコール件数は▽03年、7件約98万台▽04年、9件189万台▽05年、11件188万台と増加傾向にあり、昨年10月にはカローラやヴィッツなど16車種で1回では過去最多となる計約127万台のリコールを出している。

 同社のリコールが増加したのは、コスト削減目的で部品の共用化を推進した結果、一つの欠陥でリコール車種や台数が膨れ上がるようになったことが主な原因とされる。

 また、ここ数年のトヨタグループの世界的な規模拡大で、設計現場が多忙となり、設計の外注委託も増えたため、「工程で作り込む」品質管理が徹底できていないという指摘もある。さらに、自動車の性能が向上し、使用年数が長期化したことで、「設計・生産時に予測できなかった不具合が発生するケースもある」(トヨタ幹部)という。

 このため、トヨタは先月の取締役会で、豊田章男副社長を品質保証本部担当とする役員人事を決めた。滝本正民副社長も引き続き同本部担当を兼務し、2人体制で品質管理を強化したばかりだった。

 事故自体は過去のことだが、相次ぐリコールに続き品質保証部長が書類送検となったことで、信用回復に向けた同社の対応が注目される。【中井正裕、高塚保】

毎日新聞 2006年7月11日 21時07分
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3社連合の行方

2006年07月11日 11時14分47秒 | Weblog
日産・ルノー・GMの3社連合の行方は、確かに企業規模が大きいことが直接業績改善につながるわけではありません。
 しかし、技術や経営戦略のノウハウをお互いに吸収するすれば、大きな脅威になります。 以下紹介です。

国内メーカー戦略見直しも GMなど3社連合誕生で

 日産自動車とフランスのルノー連合と、米ゼネラル・モーターズ(GM)は10日、提携協議開始に向けた準備作業に着手した。総生産台数が1500万台を超える巨大グループが誕生すれば、国内の自動車メーカー各社は世界規模で事業戦略の見直しを迫られる可能性もありそうだ。
 日産とルノーの社長を兼ねるカルロス・ゴーン氏と、GMのリック・ワゴナー会長によるトップ会談が14日にも米国デトロイトで開かれる予定だが、日産・ルノー連合は資材の共同調達のほか、環境や安全面での技術協力などの事業提携について検討を進め、GM側に示したい意向だ。
(共同通信) - 7月10日20時18分更新
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