全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタとは別世界

2006年07月15日 06時57分00秒 | Weblog
日本にも以下のような企業があることに驚きです。トヨタとは別世界です。

2006年07月04日 共同通信の配信です

「インタビュー」未来工業の山田昭男相談役

休み140日、やる気出す
 サービス残業に厳しい目

 休みが年約百四十日もあるうえ、残業は禁止。それでも創業以来四十年間、黒字決算
を続ける中堅の電設資材メーカー、未来工業(岐阜県輪之内町)の山田昭男(やまだ・
あきお)相談役(元社長)に「休んでもうける秘訣(ひけつ)」を聞いた。
 ―休日を多くし、残業を禁止する理由は。
 「社員のやる気を引き出すため。新鮮な気持ちで働けば、企業も活性化する。年間労
働時間は約千六百時間で、全国で最も少ないのではないか。勤務時間以外での体験が仕
事の役に立つこともある。サービス残業に支えられている企業は多いが、厳しい目が向
けられている。今後は残業をなくすか、社員を多く雇わなければならなくなり、もうか
らない会社が増えるのではないか」
 ―経常利益率(売上高に対する経常利益の割合)が10%を超える。収益性が高い秘
密は。
 「他社とは違う商品をつくり出し、ファンが多いこと。スイッチの裏側で配線を収納
する主力商品のスイッチボックスは法律で寸法が決まっているが、壁に取り付けるため
のねじ穴を増やすなど、使いやすいように常に工夫を凝らしている。市場占有率は約8
0%ある」
 ―経費節減策は。
 「社内にコピー機が一つしかない。そこにできる行列でコミュニケーションが生まれ
る。廊下などの電灯は必要がなければ消している」
 山田 昭男氏(やまだ・あきお)旧制大垣中(現岐阜県立大垣北高)卒。65年8月
に未来工業を設立し社長に就任。00年8月から相談役。74歳。中国・上海出身。


未来工業

 未来工業 スイッチボックスなど住宅関連製品を手掛ける。工場は山形、熊本など5
道県にある。名古屋証券取引所第2部に上場する持ち株会社「未来」の完全子会社で、
今年9月に両社は合併し、未来工業が存続会社となる予定。2006年3月期単独決算
の売上高は前期比4・6%増の247億円、純利益は65・8%増の18億円。役員と
従業員を合わせ785人。年間休日の約140日は、企業の平均約105日(厚生労働
省調べ)より3割以上も多い。平均給与は年約572万円。


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