辛口の記事で知られるWeb版ニュースのMyNewsJapan-Alerts が、フィリピントヨタの悪行を暴いてくれています。今までは部分的にしか報道されませんでしたが、今回はかなりのスペースを割いて報道しています。記者は林克明記者です。
以下転載
フィリピントヨタ労組委員長が語る 勤務中全身火傷社員の解雇と職場ストリップショー
林 克明 20:47 05/01 2007
フィリピントヨタ労働組合のエド=クベロ委員長
GMを抜き、トヨタ自動車は今年にも販売台数世界一となる見通しだが、不当労働行為などで、組合員による抗議行動が世界各地で広がっている。特にフィリピントヨタでは、組合の承認をめぐって2001年に約300人の組合員が解雇・停職処分とされ、争議が長期化。だが、日本ではトヨタが海外で行ってきたことが伝わってこない。こうした中、フィリピントヨタ労働組合のエド=クベロ委員長が来日し、トヨタ自動車東京本社で不当解雇を訴えた。委員長に、フィリピンでの惨状、そして社内ストリップショーの経緯を聞いた。
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【Digest】
◇組合を認めず「上に持って行く」と言うだけ
◇組合結成でゴミ分別セクションへ異動させられる
◇就業時間の前後に4時間の残業
◇化学溶液タンクに落下した同僚を解雇
◇支持率63%の組合が無効とされた
◇続けられる”触れ合い活動”ストリップショー
◇暴力行為と扇動罪で逮捕された
◇和解金をつむトヨタ、亡くなった人は7人
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フィリピントヨタは、従業員約1500人、同国最大の自動車会社だ。「フィリピントヨタ労組」は1998年に結成、労働雇用省に登録された。2000年に団体交渉権を持つ組合として認めるか否かの「組合承認選挙」が社内で実施され、過半数を得た。しかしトヨタ側は、課長クラス105票が含まれていないから選挙は無効だと主張。
労働雇用省に異議申し立てをし、2001年3月16日、同省長官の裁定で組合が勝利した。
ところが裁定が下されたその日、トヨタは組合員227名(後に233名)を解雇、70名を停職処分にした。ここから解雇撤回と団体交渉要求の闘争が始まったのである。フィリピン最高裁は2003年9月、フィリピントヨタ労組が団体交渉権を持つ正式な組合であるとの判断を下しているが、トヨタ側は認めず、団体交渉に応じようとしない。
フィリピントヨタ労組を支援する会などの支援により今年3月29日~4月2日まで、クベロ委員長が来日。3月30日にはトヨタ自動車東京本社を訪ねて交渉した。その直後に話を聞いた。
以上転載終了
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