今日、5月3日は憲法記念日です。日本国憲法が施行されたのは1947年5月3日ですから、今日で満60歳になります。
現在、この憲法がもう時代にそぐわなくなった、社会環境が変化した、そもそもこの憲法は占領下でアメリカが押しつけたものだとかいろいろ難点をつけて変えようという動きがヒートアップしています。今日は全国各地で護憲派の集会と改憲派の集会が行われています。
ただ、今の安倍壷さんの描く改憲の根拠は明らかに危ういものであり、国民の描く「改憲願望」とはズレがあるようです。ただ、改憲志向が増えているのは私たちからすれば反省しなくてはいけないでしょう。
以下、本日付の毎日新聞の紹介です。
以下引用
憲法改正:改憲賛成51%、反対19% 毎日世論調査
毎日新聞が4月28、29の両日実施した電話による全国世論調査で、憲法を改める方がいいかどうかを尋ねたところ、「改める方がよい」は51%になった。「改めない方がよい」は19%、「分からない」は22%だった。改正賛成の理由は、60年の歳月を経たことを挙げる人が8割近くと圧倒的に多く、「米国の押し付けだから」「自衛隊と9条のかい離」を挙げた人は共に1割に満たない。一方、改正反対の理由は「9条改正につながる」「議論が尽くされていない」が7割に達した。【須藤孝】
毎日新聞が「分からない」を含めた選択肢三つの聞き方で行った調査で、改憲賛成が半数を超えたのは初めて。電話と面接という方法の違いで単純に比較はできないが、前回04年9月の調査では、改正賛成が46%だった。
改正賛成の理由は▽「時代に合っていない」49%▽「一度も改正されていないから」28%--の順に多い。別の質問と照らし合わせると、改正賛成の人の8割以上は、戦後の日本にとって憲法が「かなり役立った」「ある程度役立った」と評価している。具体的に不都合があるというよりは「時代に合わせて新しくしたらよい」という意識が働いているようだ。
中略
一方、改正反対の理由は▽「9条改正につながるから」46%▽「議論が尽くされていないから」24%▽「積極的理由がない」16%▽「権利制限や義務規定の恐れがある」10%--などの順。消極的に現状を肯定する意見も目立つ。「時代に合っているから」と積極的に擁護する人は2%にとどまり、憲法60年の年輪は改正反対の人にも共通している。改正の賛否を「分からない」と答えた人(22%)は、同一選択肢の過去の調査と比べると、80年代以降では最も少なかったが、改正反対はそれも下回った。
毎日新聞 2007年5月2日 21時20分 (最終更新時間 5月2日 23時09分)
全文は以下参照
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070503k0000m010106000c.html