キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

黄金町

2012年01月29日 | Weblog
一般に風俗街が多いと聞いていた黄金町。
しかし、そんな店が今では一掃され、若者たちがお洒落なお店を作り始めているらしい。
そんなことが雑誌で紹介されていたので、散歩してみることにした。

少し陽が傾き始めた頃、全てのモノが夕陽のオレンジと長い影に分かれる。
そんなときは、つい立ち止まって写真を撮ってしまう。
今日はおばあちゃんカメラ。

川沿いに小さなカフェがあった。
『マイノリティーズ・コーヒー』
入ってみると、カウンターが二列だけのほんとにこじんまりとしたカフェ。
そこに、面白そうな本や趣味のいい小物が並ぶ。
ヴィレヴァン風な趣味だ。

店のおじさんも気さくな人だ。
奥さんが出産した直後とのことで、いつもは二人で切り盛りしているところが、今は一人で大変なんだそう。
夕夏も妊娠中と言うと、話は盛り上がった。

コーヒーは、その日の気分次第で作られるブレンドコーヒーや、パプア産のものなど。
お客さんにゆっくりしていってもらいたいため、カップは大きめでコーヒーもたっぷり。
最初は僕ら二人だけだったのが、次第に常連さんも来店し賑やかに。
何とも居心地のいいカフェだ。
勉強をしたり、本を読んだりというよりは、コーヒーと店の雰囲気を楽しんで帰るという感じか。

「その店の人と顔なじみになりたければ、月一で一年間通い続けてもだめだ。三週連続で訪れること。そうすればすぐに店の人に顔を覚えてもらえる。その後は半年行かなくても忘れられない」
そう、ある人から聞いたことがある。

なるほどと思う。
このお店に、三週連続で通ってみようかしら。


他にもアーティストが集まるようなカフェや、興味をそそるような小さな雑貨屋が川沿いやガード下に並んでいた。
いずれも、昔は風俗店だったそうで、それらは少し前に一斉摘発、退去させられたそうだ。
今では、これまでの黄金町のイメージを払しょくして、観光の名所ともなるような新しい町を目指していくという。

ただ、少し道をそれると、まだすぐに風俗店が目に入る。
新しい若者の気概溢れるお店と、昔の風俗系なお店が水と油のように混在する、これからの黄金町が楽しみ。

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