ワルナスビの花は 直前の投稿 ヤマホロシ に似て いかにもナス科らしくかわいい。
だが、調子に乗って 摘もうとすれば 鋭いトゲに刺され、「痛たたー」となること請け合い。
「ワルナスビ」は 例によって、牧野富太郎博士の命名。
学名 Solanum carolinense
carolinense は 原産地 北アメリカ 「カロライナ」地方の。という意味。
カロライナ地方は アメリカ南東部に位置し、北カロライナ州、南カロライナ州がある。
花は白または淡青色で同科のナスやジャガイモに似ており、春から秋まで咲き続ける。(wiki)
おしべは5本、葯が大きくて 黄色いバナナの房のような恰好をしている。
「雄蕊の葯の先端には穴があいており、そこから花粉が出てくる。虫眼鏡でよく見ていると、時々花粉がもぞもぞと動いている。よく観察していると葯の中に小さな昆虫が入っていて花粉を押し出しているのである。」(花々のよもやま話「ワルナスビ (悪茄子)」)
1番中央にある雌蕊の花柱は、細くて長い場合と短い場合がある。(同上)