アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キキョウ - 愛知県緑化センター

2019-07-28 22:11:53 | みんなの花図鑑

大きなクマバチがキキョウの花に来ています。




クマバチは 単独行動するハチなので、こちらが攻撃しなければ、集団で社会生活するミツバチなどのように 戦争をしたり、針で刺したりしません。





クマバチは 花の蜜を餌にしています。花粉を食べに来るわけではありません。





この状態は 初期の状態で、雄しべが雌しべを覆っています(雄しべ活動期)。この状態のとき、ハチが、花弁の付け根(花の奥のほう)にある蜜を吸おうと雌しべの花柱に止まると足や腹に 花粉が付きます。





この花の状態は 終期で、雄しべは枯れ落ち、雌しべの柱頭が5つに開いています。この状態のとき、他の花で花粉を足に付けたハチが、雌しべに止まると 柱頭が受粉します。





でも、クマバチはちょっと キキョウには大きすぎますね (T_T)



ミソハギ ‐ 愛知県緑化センター

2019-07-28 21:46:26 | みんなの花図鑑

数日前、
ミソハギ - 鞍ヶ池公園(豊田市)
のところで調べたように、ミソハギの蕊には 長い雄しべ、短い雄しべ、それとめしべ との間に 3タイプあって、

a. 長い雄しべ > 短い雄しべ > めしべ
b. 長い雄しべ > めしべ > 短い雄しべ
c. めしべ > 長い雄しべ > 短い雄しべ

のように、雌しべの位置が変わるということでした。
鞍ヶ池公園のミソハギは その時調べた限りでは、上の画像のような、aタイプが多く、bタイプもあることはあるけれど数が少なく、cタイプに至っては ひとつもお目にかかれませんでした。




ところが、どうです、上の画像のものは どの花も 雌しべが 一番高い cタイプなのです。





この株も そうです、雌しべが一番高い cタイプです。





この株も同じく cタイプです。雌しべは 長い雄しべの2倍くらい長いです。








ウエストリンギア - 愛知県緑化センター

2019-07-28 20:53:10 | みんなの花図鑑

遠くから見ると ローズマリーと勘違いするほど、雰囲気がそっくりです。





でも、近づいてみても、香りがしません。





ウエストリンギアは オーストラリア原産樹木の一つです。愛知県緑化センターでも オーストラリア館の前に植栽されてます。





ローズマリーによく似ているため、オーストラリアンローズマリー の別名もあります。





学名:Westringia fruticosa
シソ科に分類されています。





ヤブガラシ - 愛知県緑化センター

2019-07-28 13:44:04 | みんなの花図鑑

ブドウ科のヤブガラシ。




淡い緑色の花弁は 咲いてすぐに反り返る。おしべは4本。蜜をたたえる花盤は 最初オレンジ色。






咲いてから、3~5時間すると、雄しべと花弁は落ちるといわれている。
花盤は オレンジからピンク色に変わる。





茎についているプヨプヨした球は 蜜がこぼれたものではなく、「Pearl bodies (真珠体)あるいは Pearl glands (真珠腺)とも呼ばれている植物体由来の栄養体なのだという。
何と、植物が自分を守るために虫に与えている餌となっているとの見解もある。」
続・樹の散歩道 「ヤブガラシの謎の球体の正体」





蜜はいつまでも花盤にいっぱい。