ポーチュラカは、シャモジ形で多肉質の葉と茎をもち、暑さや乾燥に非常に強い植物です。地表を覆うように育ち、ハナスベリヒユとも呼ばれています。畑地の雑草に、黄色のごく小さな花をつけるスベリヒユ(Portulaca oleracea)がありますが、葉や茎の姿がよく似ていることから、ポーチュラカの祖先とされることもあります。(みんなの趣味の園芸「ポーチュラカの基本情報」)
近年までポーチュラカは、スベリヒユとマツバボタンの交配による園芸品種ではないかと言われていました。(ガーデニングの図鑑「ポーチュラカの育て方」)
学名: Portulaca oleracea 'Wild Fire'
Portulaca ラテン語のporta(入り口) を語源とし、果実が熟すと蓋が開くところから。
oleracea は 「畑に栽培の」の意。 (GKZ植物事典を参考)
スベリヒユの花は小さすぎて 構造がはっきり分かりませんが、このポーチュラカは 肉眼でも おしべと めしべがハッキリ分かります。手前のヒトデのようなのが めしべの柱頭です。
ポーチュラカの花期は6月~10月。
花期になると、分枝した茎の頂部に、花径2.5~3㎝程度の花を一輪咲かせます。
花は5枚の花弁を持ち、雄しべは7~30個、雌しべの柱頭は5~18裂しています。
(ガーデニングの図鑑「ポーチュラカの育て方」)
雄しべよりは雌しべのほうが背が高く、自家受粉しにくい構造となっています。