アオイ科のムクゲです。
漢字は 「木槿」。生薬名としてはモクキン(木槿)。
「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。(wiki)
学名: Hibiscus syriacus
中国、インド原産。学名に「Hibiscus syriacus」とあるように、中近東にまで自生しているとされるが、原産国がシリアとされているわけではない。(花々のよもやま話「ヤエムクゲ」)
でも syriacus って どう読んだって シリア だよね。どうしてsyriacus ってついたの?
英文ウィキペディアによると「俗称の syriacus は 最初 gardens in Syria(シリアの庭園)から採取されたため」などとなっていました。
「シリアの庭園」が具体的に ダマスカスなのか、アレッポなのか、パルミラなのかは分からないけど、原産地がシリアでなくて 残念~~!
(ちなみに ダマスカスは「ジャスミンの街」として有名、アレッポはローリエの入った石鹸とともにピスタチオが有名、パルミラはパルミラヤシ?かな)
あと、ちょっと不思議なのは これまでの3枚の写真のように、大きな花弁の内側のしべの柱の周囲に 副花冠みたいなヒラヒラがついていますが・・・
同じ 一本の株なのに このように ヒラヒラがついてない花もあります。
一重でもなく、かといって、八重 でもない?! 二重くらいのムクゲってなんて呼ぶんでしょう?(@_@)
樹名盤には
------------------------------------
アオイ科 フヨウ属
分布=中国 花は夏~秋に咲き 淡紅色 白色など
八重咲きもある 花は一日でしぼむ
------------------------------------
って 一般的なことしかかかれてませんでした。