アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤブガラシ - 豊田安城自転車道

2019-07-30 12:52:17 | みんなの花図鑑

ブドウ科のヤブガラシ。
咲く順番に状態を紹介します・・・





雄しべは 4本。
花弁は 4枚。開くとすぐ反り返る。






横から見た図。花弁は反り返り、丸められている。
早くも おしべの一本と 花弁の一枚が脱落している。






花弁が4枚とも脱落した花。






おしべ2本と 花弁全部が落ちた花。徐々に、オレンジ色だった花盤がピンクに変色していく。






花弁は全部落ち、雄しべも1本だけになった花。花盤上の蜜は受粉が終わるまで まだいっぱいだ。






萼片にくっついてる球体は 蜜の雫ではなく、「Pearl bodies (真珠体)あるいは Pearl glands (真珠腺)とも呼ばれている植物体由来の栄養体なのだという。」(続・樹の散歩道 「ヤブガラシの謎の球体の正体 」)





真珠体は「植物が自分を守るために虫に与えている餌となっているとの見解もある。」(同上)




アメリカオニアザミ - 安城市R1

2019-07-30 11:00:05 | みんなの花図鑑

前回、このアメリカオニアザミを撮ってからだいぶ時がたっているので、そろそろ 綿毛が楽しめるかと思っていったが、まだまだ 花の最盛期。





白い花粉を勢いよく突き出している花や・・・





さあ、これから咲くぞ という花など、程度はいろいろ。





アメリカオニアザミの棘は 史上最強 (ToT) そんな棘は 美しい花を守るためにある。





棘が痛いほど、花が美しく見える。





アザミの花が 花火に昇華した!




メハジキ - 豊田安城自転車道

2019-07-30 10:49:56 | みんなの花図鑑

メハジキは シソ科の野草です。私はこれに勝手に「木立ちフウロ」なんて名をつけてますけど。葉っぱが少し似てるんです。





花期は7-9月。花は茎の上部の葉腋に段上にかたまって、輪散花序になってつく。(wiki「メハジキ」)





花冠は長さ10-13mmの2唇形で、紅紫色をし、外面に白い毛が密生し、下唇は前方に突き出て3裂し内面に赤い縦筋がある。(同上)





雄蕊は4個あり、上唇の内側に沿って伸びる。雌蕊は1個ある。(同上)





花序の下に刺針状の短い小苞がある。
萼は筒状で長さ6-7mmになり、等しく5裂して裂片の先は刺状に鋭くとがる。(同上)

この部分を 不用意に掴むと、痛いのです・・・


アメリカフヨウ - 安城デンパーク

2019-07-30 10:02:54 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターの<若い木の実>を投稿中ですが、7月ももう終わりなので、ここで、7月中にアップしておきたい花を挿みます。
その1:アメリカフヨウ





ナシ園のそばに植わっています。





アメリカフヨウのめしべって 先端の柱頭がかならず上を向いてるんですね。






先だって間違いに気がついたのですが、よく似た花径のタイタンビカスは こんな風に 柱頭が上を向かないんですね。




仲間のフヨウの柱頭は 途中まで一本になってるけれど、アメリカフヨウの柱頭は はじめから分離してることも 特徴らしいです。