アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クコ、一両(アリドオシ)‐ 冬の赤い実

2021-01-25 18:26:06 | みんなの花図鑑

クコの実は中国では「不老長寿の薬」といわれていて、楊貴妃が毎日食べていたとの言い伝えがあります。
ナス科クコ属の植物です。




クコの実といえば、杏仁豆腐の上にちょこんと載っている、あの赤い果実ですね。




中華料理の最後に クコの実というのは 「コレステロールの値を下げる」という実用的な効果があるのだとか。









写っている葉は 笹で クコの葉ではありません。




クコの葉は こんなのです。







万両、千両、十両、一両の 一両です。一両のホントの名は アリドオシです。
「地方によってはセンリョウ(千両)、マンリョウ(万両)とともに植え、「千両万両有り通し」と称して正月の縁起物とする。」(wiki 「アリドオシ」)





アリドオシはアカネ科アリドオシ属の常緑低木。
長く鋭い棘(とげ)が付いています。
「このトゲが小さな蟻をも刺し通すとして「蟻通し」と名付けられた。」(庭木図鑑 植木ペディア > アリドオシ)




「10月から成熟する実は直径5~7ミリほどで、翌春までの長いあいだ枝に残る。このため「(赤い実が)有り通し」として名付けられたという説もある。」(同上)




レウカデンドロン - 樹木です

2021-01-25 09:18:55 | みんなの花図鑑

場所は 西尾市憩の農園。
多肉植物の大型版みたいな雰囲気ですが、どうも樹木(木本)らしいです。
(名札には「リュウカデンドロ(ン)」と書いてありましたが、以下「レウカデンドロン」で行きます)




検索すると、南アフリカのケープ地方から来た ヤマモガシ科ギンヨウジュ属の常緑小低木ということらしいです。




学名は Leucadendron cv. Safari Sunset。
つまり、Leucadendron という名前の木の 品種改良された ’Safari Sunset’ という園芸品種のようです。




この日は 午前中に雨が降って 午後になって上がったので、すぐに行って撮りました。




検索すると、もっと詳しい情報がありました。

「南アフリカ原産のサリグヌム種(L. salignum)とラウレオルム種(L.laureolum)との種間交雑種です。1960年にニュージーランドで作出されました。雌雄異株で、高さは2.4 ~3メートルになります。苞葉は夏に赤色に色づき、冬には濃いワイン色に変わります。冬の終わりには、この苞葉の真ん中が黄色く色づきます。庭園に植栽されたり、切り花に利用されます」
(weblio植物図鑑 「レウカデンドロン・サファリサンセット」)

赤いのは 苞葉なんですね