この花は デンパークコレクションではないのですけれど、デンパークコレクションといえるほど 珍しい名前が付いています。
花を見ると どこかの花壇に植わってるような 舌状花(花弁状の部分)と筒状花(中心のシベ相当部分)で出来た典型的なキク科の花です。
ただ、名前を見ると、そこんじょそこらにはない名前をしているのです。
学名: Senecio confusus 'Sao Paulo'
カタカナ名:セネキオ・コンフーサ ’サン・パウロ’
学名をそのままカタカナに直しているんでしょうが、Senecio → 「セネキオ」はラテン読みで正しいとして、 confusus → 「コンフーサ」の読みは 何語で読んでいるんでしょう?!
案の定 「セネキオ・コンフーサ」で画像検索すると、何やら 多肉植物とか盆栽仕立てのものが出てきます。
その画面の 絞り込みワードに「セネキオ・コンフスス」というのがあるので、それを選択してみると・・・
こんなそれらしい花の画像がいっぱい出てきました。
学名が 「Senecio confusus」なのだから
最低でも「セネキオ・コンフスス」と読まないとダメみたいです。
confusus 混乱した, 不確な, (特質等が)明確でない, 混同されている
さらに、その画像の中に 同じ花と思われるけれど 名前が「メキシコサワギク」となっている画像がありました。
そこで こんどは 「メキシコサワギク」で画像検索しなおすと・・・
「セネキオ・コンフスス」のときよりさらに多くの画像が出てきました (^^♪
というわけで、以下「メキシコサワギク」で検索して知った情報です。
メキシコサワギクは、メキシコ原産、多年生のつる性植物。キク科の つる性植物ってのは 珍しいですね。
これは そのつぼみです。かわいい\(^o^)/
さて キク科と分かったので、例によって 個々の小花の観察です。
ふつうの花で言うと、花弁に当たる 舌状花のしべは 濃い赤紫色をしています。ただし柱頭は白いようです(未確認)。
この頭花では 中心の筒状花の集団は みな つぼみ状態です。
この筒状花が開花するとどうなるのか、別の花序で観察してみます。
黄色い花弁の中から めしべが伸び 柱頭をカールさせて展開しています。
別の花序ですが、これも柱頭がカールしています。
よく見ると カールした柱頭のブラシのような部分が白いですね。
これは 舌状花の柱頭が白かったことと共通するこの花の特徴のようです。