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西垣靴下 弾む発明奨励賞

2024年12月16日 | ニュース

2024/12/16  読売新聞オンライン

発明奨励賞を受けたハイソックスを手にする西垣社長(大和高田市で)

近畿地方表彰10回目  素材吟味や技術力 評価

大和高田市の西垣靴下が、「足とフクラハギの疲れ・ムクミ予防のハイソックス」で今年度の近畿地方発明表彰で発明奨励賞を受賞した。同社が発明表彰を受けるのは9年連続10回目。足元を支える製品の技術水準の高さを証明する“偉業”といえ、西垣和俊社長(67)は「開発し続けたからこそ。認められてうれしい」と話す。

公益社団法人・発明協会(東京)が実施する地方表彰。全国8地域で優れた発明を完成させたり、発明の実践や指導などに貢献したりした人や団体に贈られている。

同社は2014年度に「楽に歩けるテーピングウォーキング靴下」で県発明協会会長賞を受賞。16年度から今年度まで連続して会長賞や奨励賞を受けており、20年度には「衝撃緩和効果で疲れにくいインソール靴下」で近畿経済産業局長賞を獲得した。今回受賞の「足とフクラハギの――」は、着用して運動した時のぶれを抑え、高いフィット性で自然な締めつけ感を出しており、特許を得ている技術だ。

毎年、高い評価を受け続けるのはなぜか。

そこには、編み方と素材の徹底した吟味に始まり、様々な足に応じた工夫と、それを実現する技術力がある。

例えば、靴下にテーピング効果をもたせたり、クッション性を高めて衝撃を和らげたり。外反 母趾ぼし や 扁平へんぺい 足の対策に効果がある靴下も生み出してきた。 

マラソンやラグビー、バレーボールなどのアスリートと共同で、それぞれの種目専用の靴下も開発。好評を博している。

海外製の商品と価格競争するのでなく、高機能な靴下を納得して購入してもらおうと、開発の手間は惜しまない。「疲れしらずのくつした」は実際に工場で働く人に試着してもらい、意見を聞きながら完成まで2年をかけたという。

 西垣社長は「靴下を靴を履くための肌着と思っている人が多い。でも違う。1万歩歩けば、足には1万回の衝撃がある。場面に応じた靴下をはくと、一日中、楽に過ごせる」とアピールしている。同社の靴下は販売会社「エコノレッグ」のホームページ(https://www.econoleg.com/)などで販売している。

 

 

 

 

 

 

 

 

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