最近あちこちから、パスワードの再設定を促すメッセージが、しきりにやってくるようになりました。
サイトのログイン画面で出てくる場合はよいのですが、メールの中には怪しいのもありそうです。
メール文の中にリンク先のアドレスが書き込まれていて、わざわざブラウザの起動操作をしなくてもそこにつながるのは、ごく普通の仕組みです。
ところが、一見直行に見えて実はそれはバイパス、わき道なのです。
わき道には、とかくだまされやすい仕掛けがひそんでいます。
「パスワードの再設定は、ここからサイトに直行してください」
こんなことが書いてあると、「はい、わかりました」とついクリックしそうですが、直行でどうぞと案内された先が、盗用アドレスの収集箱ということもあります。
「パスワードの再設定」または「パスワードの変更」を案内された場合は、絶対にメール内のリンクをクリックせず、あらためてブラウザを起動して、該当サービスのサイトに確実に直行をするよう、注意しましょう。
先日、あるサイトの再設定終了後に来たメールメッセージにこんなのもありました。
「このメールは、○○○○ パスワード変更の確認を行います。
○○○○ パスワードを変更した覚えがない場合は、下のリンクをクリックして再変更して下さい。」
これはどうも怪しそうです。
善意の解釈も危険です。
こうなると、外来メッセージの訳文が怪しいのか、伝達・要求の中身が怪しいのか、あたまの働きまでバイパスに連れて行かれそうです。