飲みものはゼロばやりです。
日の勘定にもゼロがあるらしく、なんだそれは「今日でしょう」「今でしょう」のしゃれかと思いましたが、そうではなく「先回り」のことらしいのです。
「Javaにまたもや2件の新たなゼロデイ脆弱性が発覚」
http://bz.idg.co.jp/c?c=67750&m=291030&v=fcc3c0cc
という記事があって、脆弱性はわかるがゼロデイとは何だろうと思い説明を読むと、ゼロデイ脆弱性とは「パッチが提供されていない脆弱性」とされていました。
パッチは「修正プログラム」とか「アップデート」などと体裁よく呼ばれても、プログラムの弱いところの“つぎ当て”です。
つぎ当てと言っても、穴の開いてないジーンズにわざわざ縫い付ける人もいますから、あながち見下すようなものでもありませんが。
つぎ当てが提供されていないということは、どこかが破れそうだ、破れるかもしれない弱いところがあるからと、つぎ当て布の用意をしている最中だということです。
そいうときに先回りして悪さを仕掛けられる弱み、それがゼロデイ脆弱性と呼ばれていたのです。
弱いところがあれば手当てをしなければなりませんが、そんな弱みのあることを、なぜ宣伝しなければならないのか、そのあたりがよくわからないところです。
「ゼロ」は、無の表現、空の表現、超の表現、始まりの表現、プラスとマイナスの境い目など、意味や使い道がいろいろあって、まこと厄介便利で謎だらけであります。