うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

タッチ操作系の役割

2013年04月26日 | 千差万別

あっち向いてホイという遊びは、いまでもときどきTVドラマの場面で見かけます。
無意識に誘導されると負けというゲームですが、勝ち負けよりも、指先の動きで誘導する気分を味わうゲームともいえます。

タッチ操作の一斉拡販の様子を見ると、指先誘導の快感に目をつけたところが成功のもとのように思えてきます。

ポインターの動きをマウス操作からタッチパネルの指先操作に、次にはポインターもなくなってしまい、Windows8 からは、キーボードをモバイル・グッズの一部分として持ち歩くのも古臭い感じになってしまいました。

指先の動きで言うことをきかせる、ものはそうして動かすのが普通のやり方、そうなってくると、ものだけでなく、人もそうして動かしたくなります。

人を動かすときと、動かされるときが、交互に来るうちはよいのですが、動かす人と、動かされる人が区別されてしまったとき、それぞれが得る成果とエネルギー消費量との相関は多分くずれるでしょう。

発散しそこなってどこかに溜まった、エネルギー発生時の残渣の始末も厄介なことではありますが、それよりも、指先一本の動きで一斉にある方向に動き出すように人々がなってしまったらなどと、空恐ろしい思いも湧いてきます。

ITグッズの様式の変遷が、いつの間にか扱う人間の心根を変えてしまう困った役割を持ち始めはしないかと、あまり心地よくないことを考えています。

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