ループの道は、終わりが見えているから心地よく走れるので、もしどこまで続くかわからないループだったら怖くて走れません。
コンピューター・プログラムを作りそこなうと、無限ループに陥って、止めることのできない状態になってしまうことがあります。
「無限ループフラグ」という言葉をふと見かけました。
無限ループに立つ旗印とはどういうものなのか、さあ見当がつきません。
一つ考えられるのは、これは無限ループだから入ってはいけないという注意標識です。
しかし、プログラムはどこかでかかわりを持たなければ、全くの無接触状態では読み取ることはできないものです。
フラグは外からでは見えません。
入ってしまえば抜け出せない無限ループで、入らなければ見つけることのできないフラグに、これは無限ループだと教えてもらっても、そのときにはもう抜け出せないところにいるのでは、それからどうしたらよいのでしょう。
「無限ループフラグ」という言葉は実在しています。
ところがそれがどういうことなのか、別の言葉で言い表せない、おかしな言葉です。
ツイッターには一つだけそれらしい記事がありました。
これを書き始めて2~3行目でファイルを変えようと「切り取り」をしたら、どういうわけかエディターがダウン。
移動先のファイルにも、元のファイルにも、切り取った記事はありません。
新しいファイルにも「貼り付け」はききません。
どこを探してもなくなったその記事は、無限のかなたへ飛び去ってしまったようです。