手洗いの蛇口の下に手を持っていくと、どこにも触れずに水が出てくる、車のドア・ロックを、車体に触れずに操作する、エレベーターのドアも、扉を押さえなくても近づけば閉まらない、こういうタッチレス操作が、随所に見かけられるようになりました。
操作というのは、人間の意志によって文字どおり手で行われるものですから、タッチレス操作というよりタッチレス制御といったほうがよいかもしれません。
Windows8 を新しくセットアップしたら、タッチパネルにタッチせずに手を動かしただけで画面が動き出したという話を聞きました。
電気は接触しなくても通じますから、そういうシステムにしておけば言うことを聞いてくれるとは思うのですが、決定的な指示と、大まかな指示の選択を注意して組み込んでおかないと、とんでもない間違いを起こすおそれもあります。
何年も前のことですが、山手線のH駅で、切符を買おうとしてパネルの前に手を近づけたら、要求していない切符が出てきたこともありました。
切符の間違いならボタンを押して駅員を呼び出せばよいのですが、止めるつもりのない停電をさせたり、ミサイルを発射させたりしたのでは大変です。
ところで、タッチしないで動かすパネルは何と呼ぶのかと気になっていましたが、「タッチレス操作パネル」と、すでに呼び名がついていました。
このパネルは、手袋をしていても動くそうです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_22990/
どんな動きをするのか、興味をお持ちの方は一度覗いてごらんください。