昨日は指の動かし方の呼び名がいろいろ出てきて面食らい、疑問のもとの 10点タッチにまで話が届きませんでした。
まず、10点に行く前に、耳慣れない言葉だけ拾ってみましょう。
「ピンチ」は「つまむ」ことで2点に触れてつまむようにすると画面が縮まります。
画面が縮まるという言葉だけでは、見える範囲が縮まって狭くなるような錯覚を起こします。
これも言葉を覚えることから入っていくやり方の欠点でしょう。
「ピンチアウト」はつまんだ指を外側に広げることで、「ピンチ」⇒「アウト」という操作感覚でしょうか。
「アウト」があれば「イン」がないと釣り合いがとれないので、「ピンチイン」という対語を考え出し、「ピンチ」だけでもよさそうな言葉をそれに置き換えたのではないかと想像しています。
「スワイプ」は指を触れた状態でずらせる操作で、ピンチよりもねちっとした感じでしょうか。
「ピンチ」には 3本指操作もあり、「スワイプ」には 3本指、4本指があって、それぞれ結果が違うようです。
こんなことは文字や言葉の説明より、指を動かして見るほうがずっと早いので、この辺でやめておきます。
問題は 10点タッチだったのですが、10点といえば手の指全部を一度に使うのですから、いま考えられる操作の範囲に、そんな必要はまずなさそうです。
「10点タッチ操作に対応」と売り出し文句で強調しているのは、そういうこともできますと、高性能を宣伝するつもりだったのでしょうか。
軽自動車の売り出しに、10人乗っても大丈夫とのぼり旗を掲げるのに似て、どこかおかしい気がしています。