さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

2012年06月09日 14時08分40秒 | Web log
金曜日の放課後 ベンジャミンがお友達の家に遊びに行きまして。

5時になったので迎えにいくと、お友達 Rくんのお母さんが 色々と話だしまして

『 オーストラリアの生活全然面白くない。子供はやんちゃで手がつけられないし
子供を怒れば怒ったで自己嫌悪。何もかも自分の思い通りに事が進まない。
家も嫌い、車も嫌い、ここの生活は退屈、何もかもが嫌!』

と言って、ポロポロと涙をこぼし始めました。

他所様のお子さんのことをとやかく言うのは恐縮ですが、

下の子(男の子)が「モンスター」なんです。とっても活発。

で、しかもお母さんを怒らせるようなことをわざとする。

笑みを浮かべながら。

で、破壊的な行動にでたり、挑発行動にでたり、物を投げたり、
もう、大変です。多くのお母さんが彼を見て「引きます」

ある日のこと。

彼が突然、母親の追ってから逃れようと 道路に向かって走り出したことがあって、
わたしが彼の名前を読んで追いかけると、すっと立ち止まって、仁王立ちになり体全体に力を入れて
「キャー」と甲高い声を上げてわたしを拒絶。

誘拐犯と思われたくないので、わたしもそれ以上はできませんでした。
苦笑いでギブアップ。で、彼女が全力で追いかけて彼を捕まえるという始末。

お母さんを完全に支配している感じです。

で、お母さんの話をよーく聞いて要約すると

「 自分のしたいこと あるいは理想の生活がある。
でも、それができない。その理想が実現しない。子供がそれを阻止する。
あるいは周囲がそれに応えてくれない。
あるいは別の自分が心にブレーキをかける。何もかも上手くいかない。
我慢の繰り返しで先が見えない。なにもかもが面白くない。」

という思いが根底にあるんだなぁと思いました。

で、何らかのソリューションがあっても、それが自分の理想と異なっていればそれを受け入れられない。
という、彼女自身の性格もあったりして、がんじがらめになっているようでした。

子供に振り回されている。子供を保育園に預けたい。
自分が楽しめる時間が欲しい。
でも、自分が納得する保育園がない。あっても空きがない。
子供を預けるのだから、納得する保育園に預けたい。
でも、預けられるレベルの保育園がないならば、自分で面倒をみるしかない。
でも面倒見切れない。

というループにはまっているようでした。

あれこれアドバイスしてみましたが、彼女自身が納得いく答えを見つけ出すまでは

誰が何を言おうとだめなんだろうなぁと思いました。

署名

<script src="http://www.shomei.tv/project/blog_parts.php?pid=1655&amp;encoding=euc"></script>