さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

スーパーの店員さん

2012年06月27日 13時33分04秒 | Web log
よく行く大手のスーパーマーケットに黒人のおじさんが働いている。
とても人懐っこくて、私を見かけると必ず声をかけてくれる。

理由は分からないけれど、独身で家族もなく、アフリカからオーストラリアに
移住してきたと言っていた。

私が学校に通い始めたり、おじさんのシフトの関係で、行くたびに会えるとは限らず、
残念ながら最近はみかけることはなかった。

二日くらい前に、夕方急に買い物が必要になって、行ったらおじさんがいた。

ハローと声をかけたら
「 いまからいいことがあるから。新しいシステムなんだよ。この野菜(見切り品)を
買い物袋一杯につめてね。全部で4ドルだから 」

見切り品はすぐ傷むし、家族だって特別多いわけでもないし、どうかなぁと思っていた
けれど「 Just follow me 」と言う。トロリーを覗いたら、じゃがいもとか、
みかんとか、リークとか、メキャベツとか、まぁ、なんとか日持ちしそうなものも
あったので、ついていきました。

どうも その時間の常連さんは、それを目当てに買い物に来ている人もいるようで、
わたしの周りにあっという間に人が集まりました。

おじさんが声をかけてくれたおかげで、一番乗りで状態のいいものをゲット。

ラッキー!!! 近いうちにリークとポテトのスープでも作ろう。


私が住んでいた田舎では、互いに名前や顔はわからなくても、良く行くお店の店員さんなら
わたしの顔や子供の顔、だんなの顔を覚えていてくれて、「今日はだんなさんいないの?」
とか、「お子さん、大きくなったね」とか色々言葉をかけてくれたものだ。

そういう感覚が少ないパース(田舎に行けば違うのかもしれませんが)で
そのおじさんのように声をかけてくれる人は稀で、以前「どこ住んでるの?」と
聞かれたときは、ちょっと警戒してしまったのですが・・・

アフリカで宣教師をしているオーストラリア人が「 とにかくアフリカは 人間関係が何よりも
大切でどうしてそんなに大事なのか、僕には不思議なんだけれども 」と話してくれたのを思い出す。

おじさんもアフリカ人的な感覚で話かけてくれるんだろうと思う。

何気ない日常のやりとりで、心がふと温かくなり、おじさんに感謝しました。

署名

<script src="http://www.shomei.tv/project/blog_parts.php?pid=1655&amp;encoding=euc"></script>