さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

度胸試し~通過儀礼~

2014年03月20日 09時14分36秒 | Web log
暫く更新しておりませんでしたが、わたしは元気です。

ジョナサンのTballとBaseballのシーズンが終わる前、試合やらなにやらで
忙しく、同時進行で、英語の試験勉強をやって、試験受けて、ただいま結果待ち。

手ごたえとしては....微妙なところです(苦笑)

時間との戦いでしたが、やるだけやりました。

で、先週末は週末キャンプ。PinjarraというPerthから一時間ほど南下した町を
通り過ぎて、30分ほどいったところにDwellingupという場所がありまして
そこでTballクラブ主催のファミリーキャンプに2泊3日で参加してきました。

林に囲まれたコテージに大人、子供合わせて50人ほどのキャンプでした。

ネットもできない、電話も通じない、森の中にあるキャンプ場。

Tball仲間が一緒ということもあって、子供たちは大興奮。

自然の真っ只中ということもあって、男の子たちは本領発揮。

毎日、おサルのようにはしゃいでいましたね。

男の子の行動を遠巻きに観察していたのですが、こんなことがありました。

ファミリーキャンプということもあって、High school(といっても日本でいうところの中学生)
のお兄ちゃんたちも数人参加していたのですが、親の監視から逃れたい彼ら。

気がつくと視界から消えています。

どこに行ったのかなぁとおもって暫くするとキャンプ場に突如現れます。

どうも、彼らは、親に黙って辺りを探検し、危険でスリリングな場所を
みつけて、遊んでいたようで。

次に手下(6年生の男の子たち)が次々と親の視界から消えて行きました。

「あれ??子供の数がすくないなぁ」と思っていると、いつのまにか
戻ってきています。

誰にも言っちゃいけない、秘密の場所なんだ...と言っているのが、どこからか
聞こえてきます。(不思議だけど、親の耳には届くもんです)

どうやら大きい子が「内緒だぞ」と言って、その秘密の場所を教えて
小さい子たちを仲間に引き込み、「度胸試し」を開催している模様。

2~3メートルくらいのところから川に「飛び込ませる」のです。

最初、6年生の男の子たちは大きい子たちの飛び込むのをただ見ているだけ
だったようですが「挑発」されて、次々と飛び込んだようです。

「誰にも言っちゃいけない」はずなのに、親の耳にはどこで何をしているか、
しっかり把握されていて、最終的には度胸試しの場面にわたしも立ちあうことが
できました。

ジョナサンの飛び込む姿をしっかり見届けました。

親なので、表情を見ればジョナサンの心の動きは手に取るようにわかります。

恐怖を感じつつも「僕は飛ぶ!」と心に決めて、果敢に挑んだ姿に「大人になったなぁ」
と思わされました。

子供たちは単に遊んでいただけだと思いますけど、ちょっとした通過儀礼
(イニシエーション)のようなものかなぁとふと思いました。

で、ジョナサンですが、最初のトライで失敗し、背中を強打。

ちょっと泣いちゃったけど、顔を川の水で洗う振りして、必死にごまかし、
二度目にトライ。

大きい子たちが「あーするんだ、こーするんだ」と正しい飛び方を教えてくれて、
最終的には見事にダイブ。

失敗したことをバカにする子はひとりもいなくて、果敢に挑戦したことを
一生懸命褒めてくれていました。

野蛮だ、危険だという人もいるかもしれませんが、私個人としてはこういう経験は
意外と大切なんじゃないかと思っています。

楽しいキャンプでした。

署名

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