義理の両親が帰国してようやく普段の生活にもどりました。
自分も理性を取り戻し、80才近い人たちを相手になんて偏狭な心をもつ嫁だった
ことか・・・とちょっと反省。
理性を取り戻して、反省していい子ぶったところで、だめよね。
何もかも違う国、世代に生まれ育った私にとって、異国の小さい町で生きてきた2人は全く違う世界に生きる人たちでした。
特に義理のお母さんは・・・
自分が買ってきたパンが「厚すぎる」といってケチをつけ、翌日新しいの(1ローフ)を買ってきたり。(厚いほうは、捨てるというので、冷凍庫に眠らせてます。)
バナナが大きすぎるといっては、ぶつぶつ。(だったら半分残して、次のときに食べればいいじゃんよぉ)
娘からのお下がりのスカートを履いては「あぁ、人からもらったものを着るなんて、まるで孤児になった気分だわ」と仰せになったり
(わたしは姉のお下がりで育ちました。)
この旅行用に買ってきた新しい黒のショルダーバック、ふたの部分をマジックテープで押さえるようになっているんだけれど、「ここの部分が嫌い。帰ったら捨てるわ!」と言う。(えぇ?買ったばかりなのに?)
「私、食べ物を捨てたり、残したりするのすきじゃないのよねぇ」と言いながら、自分で安く大量に買った果物や野菜を「古い、乾燥している、まずい」といっては、「捨てる」という。(捨てると言った野菜はスープを取るのに頂きましたけど)
一羽分のローストチキンを自分たちのために買ってきた。でも全部食べ切れなくて、翌日、わたしが残ったチキンをいためご飯かなんかに入れて再利用しようとすると・・・「衛生上よくないから、わたしは残ったチキンは必ず捨てる」とのたまう。(再利用するわたしの感覚は・・・貧乏人&不衛生な人の感覚ですかい?ぇ?)
・・・・信じられん・・・・
わがままに育ったんだろうなぁとしか思えない語録の数々。
わたしを攻撃するとか批判するとかそういうんじゃないし、自分で出したお金で自分で処分するなりするんだから、わたしの財布は傷まないのだけれど。文句てんこ盛りの態度が嫌で、ムカついてました。自分で買って文句言うなら、最初から買わなきゃいいじゃんと思うのでした。
こんなわたしでごめんなさい・・・・でも、やっぱりダメだ。
一緒に住んでなくてよかった。
で、最後の2週間は、自然と自分たちで簡単な食事を用意して食べてました。よって、わたしのストレスはかなり減りました。
同じ日本人同士だって、同居にはいろいろとあるもんね。仲良くできれば、それに越したことないと思うけど、お互い独立した家庭を築くってのが、一番自然なんだと思うし、お互いのプライバシーを守る、尊重するためにも、いいんだろうなぁ。スープの冷めない距離ってのが一番なのかもしれません。
わたしは何かと文句はありましたし、だんなも一部わたしの意見に同感する部分もあるようでしたが、なんだかんだ言っても、だんなにとっては大事な両親だし、別れはさぞ悲しかっただろうと思います。子供もちょっと慣れてきたところだったし、「おじいちゃんとおばあちゃんと一緒にいたい」と言うのを聞くと、こちらも、ちょっとはシンミリしてきたりもしましたが・・・
最後の数日は、義理の両親がいろいろと疲れ果てている様子が、いろんなところで感じとれました。別れは辛くても、ある意味、帰国にホッとしている部分もあるんじゃないかなぁなんて思わせられたりしました。
で、最後の日。空港にお見送りに行ったわたしたち。子供は飛行機が大好き。で、早く展望台に行って、飛行機を心行くまで眺めていたい彼。でもお別れの時間まで勝手なことは許されない。
「おじいちゃんとおばあちゃんは、今日イギリスに帰るから、『バイバイ』言うまで、飛行機見に行けないよ」と言うと、
突然 "Granda, Granma, BYE BYE.....BYE BYE....BYE BYE....BYE BYE...."と永遠に言い続ける彼。
彼にとっては、会えなくなることよりも、飛行機を見ることのほうが大事。笑っちゃいけないけれど、湿りがちになるそうな別れの時間、ちょっと笑いが出てきて救われました。
で、義理の両親が帰国してから・・考えてみたらダンナのバースデーが数日に迫っているではありませぬか。
おぉっと。
で、夕飯には何を作って差し上げようかと考えた結果、イギリスのSunday dinner の定番、「ローストビーフ」に決定。カードは息子とわたしの手作りに決まり。
よくミディアムレアに仕上げましょうなんてレシピには書いてますが、だんなはレアがダメなので中心を程よく火が通ったうすいピンク色(ミディアムくらいですかね)に仕上げることを目標にがんばってみました!って言っても、オーブンの癖が分からないので、運に賭けるしかない。
適当に時間を設定して仕上がってからナイフを通してみたら、仕上りはわれながら上々。
いぇい。
ダンナも大喜び。一応ソースも準備したんだけれど、塩・コショウを多めにすりこんだので、牛肉自体のシンプルな味で十分とダンナは納得。そのかわりソースをポテトにつけて食べてました。最近マヨラーな息子には、マヨネーズとしょうゆのまぜまぜソースをつけて振る舞いましたが、おいしいと言ってはパクパク食べてました。
食べたいものを臆することなく作れる幸せ。
本当は義理の両親がいたときに作ってあげようかと思ったのですが、焼き上がりに文句言われるのがいやだったし、高いお肉を買って残されるのもいやだったので、あきらめました。
で、その話をダンナにしたら
・・・彼らは「まっくろ」じゃないと食べないから・・・・
やっぱりね、作らなくて良かったよ。
帰ったところで、なんだか自然にもとの生活に戻れた、わたし。彼らの言動、行動に腹を立てることはあっても、わたしに対する個人攻撃のようなことはなかったので、わたしが勝手にイラついていただけだし、要求や干渉をされることはほとんどありませんでした。(実は、わたしが怖かったか?怖かったかも・・・怖かったにちがいなーい!!!)
それが個人主義を大事にするイギリス人の大きな長所なんだろうなぁと思います。
(最後は懲りずに「いい子」で締めくくり)
自分も理性を取り戻し、80才近い人たちを相手になんて偏狭な心をもつ嫁だった
ことか・・・とちょっと反省。
理性を取り戻して、反省していい子ぶったところで、だめよね。
何もかも違う国、世代に生まれ育った私にとって、異国の小さい町で生きてきた2人は全く違う世界に生きる人たちでした。
特に義理のお母さんは・・・
自分が買ってきたパンが「厚すぎる」といってケチをつけ、翌日新しいの(1ローフ)を買ってきたり。(厚いほうは、捨てるというので、冷凍庫に眠らせてます。)
バナナが大きすぎるといっては、ぶつぶつ。(だったら半分残して、次のときに食べればいいじゃんよぉ)
娘からのお下がりのスカートを履いては「あぁ、人からもらったものを着るなんて、まるで孤児になった気分だわ」と仰せになったり
(わたしは姉のお下がりで育ちました。)
この旅行用に買ってきた新しい黒のショルダーバック、ふたの部分をマジックテープで押さえるようになっているんだけれど、「ここの部分が嫌い。帰ったら捨てるわ!」と言う。(えぇ?買ったばかりなのに?)
「私、食べ物を捨てたり、残したりするのすきじゃないのよねぇ」と言いながら、自分で安く大量に買った果物や野菜を「古い、乾燥している、まずい」といっては、「捨てる」という。(捨てると言った野菜はスープを取るのに頂きましたけど)
一羽分のローストチキンを自分たちのために買ってきた。でも全部食べ切れなくて、翌日、わたしが残ったチキンをいためご飯かなんかに入れて再利用しようとすると・・・「衛生上よくないから、わたしは残ったチキンは必ず捨てる」とのたまう。(再利用するわたしの感覚は・・・貧乏人&不衛生な人の感覚ですかい?ぇ?)
・・・・信じられん・・・・
わがままに育ったんだろうなぁとしか思えない語録の数々。
わたしを攻撃するとか批判するとかそういうんじゃないし、自分で出したお金で自分で処分するなりするんだから、わたしの財布は傷まないのだけれど。文句てんこ盛りの態度が嫌で、ムカついてました。自分で買って文句言うなら、最初から買わなきゃいいじゃんと思うのでした。
こんなわたしでごめんなさい・・・・でも、やっぱりダメだ。
一緒に住んでなくてよかった。
で、最後の2週間は、自然と自分たちで簡単な食事を用意して食べてました。よって、わたしのストレスはかなり減りました。
同じ日本人同士だって、同居にはいろいろとあるもんね。仲良くできれば、それに越したことないと思うけど、お互い独立した家庭を築くってのが、一番自然なんだと思うし、お互いのプライバシーを守る、尊重するためにも、いいんだろうなぁ。スープの冷めない距離ってのが一番なのかもしれません。
わたしは何かと文句はありましたし、だんなも一部わたしの意見に同感する部分もあるようでしたが、なんだかんだ言っても、だんなにとっては大事な両親だし、別れはさぞ悲しかっただろうと思います。子供もちょっと慣れてきたところだったし、「おじいちゃんとおばあちゃんと一緒にいたい」と言うのを聞くと、こちらも、ちょっとはシンミリしてきたりもしましたが・・・
最後の数日は、義理の両親がいろいろと疲れ果てている様子が、いろんなところで感じとれました。別れは辛くても、ある意味、帰国にホッとしている部分もあるんじゃないかなぁなんて思わせられたりしました。
で、最後の日。空港にお見送りに行ったわたしたち。子供は飛行機が大好き。で、早く展望台に行って、飛行機を心行くまで眺めていたい彼。でもお別れの時間まで勝手なことは許されない。
「おじいちゃんとおばあちゃんは、今日イギリスに帰るから、『バイバイ』言うまで、飛行機見に行けないよ」と言うと、
突然 "Granda, Granma, BYE BYE.....BYE BYE....BYE BYE....BYE BYE...."と永遠に言い続ける彼。
彼にとっては、会えなくなることよりも、飛行機を見ることのほうが大事。笑っちゃいけないけれど、湿りがちになるそうな別れの時間、ちょっと笑いが出てきて救われました。
で、義理の両親が帰国してから・・考えてみたらダンナのバースデーが数日に迫っているではありませぬか。
おぉっと。
で、夕飯には何を作って差し上げようかと考えた結果、イギリスのSunday dinner の定番、「ローストビーフ」に決定。カードは息子とわたしの手作りに決まり。
よくミディアムレアに仕上げましょうなんてレシピには書いてますが、だんなはレアがダメなので中心を程よく火が通ったうすいピンク色(ミディアムくらいですかね)に仕上げることを目標にがんばってみました!って言っても、オーブンの癖が分からないので、運に賭けるしかない。
適当に時間を設定して仕上がってからナイフを通してみたら、仕上りはわれながら上々。
いぇい。
ダンナも大喜び。一応ソースも準備したんだけれど、塩・コショウを多めにすりこんだので、牛肉自体のシンプルな味で十分とダンナは納得。そのかわりソースをポテトにつけて食べてました。最近マヨラーな息子には、マヨネーズとしょうゆのまぜまぜソースをつけて振る舞いましたが、おいしいと言ってはパクパク食べてました。
食べたいものを臆することなく作れる幸せ。
本当は義理の両親がいたときに作ってあげようかと思ったのですが、焼き上がりに文句言われるのがいやだったし、高いお肉を買って残されるのもいやだったので、あきらめました。
で、その話をダンナにしたら
・・・彼らは「まっくろ」じゃないと食べないから・・・・
やっぱりね、作らなくて良かったよ。
帰ったところで、なんだか自然にもとの生活に戻れた、わたし。彼らの言動、行動に腹を立てることはあっても、わたしに対する個人攻撃のようなことはなかったので、わたしが勝手にイラついていただけだし、要求や干渉をされることはほとんどありませんでした。(実は、わたしが怖かったか?怖かったかも・・・怖かったにちがいなーい!!!)
それが個人主義を大事にするイギリス人の大きな長所なんだろうなぁと思います。
(最後は懲りずに「いい子」で締めくくり)
ほんと、お疲れ様でした。