半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『運び屋』を観ました。

2020-01-19 17:58:35 | えいがかんしょうの部屋
 90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金をやる」と話を持ちかけられる。なんなく仕事をこなすが、それはメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋。気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出すが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る……。
(公式サイトより)

 久々のC.イーストウッド監督・主演作ですね
いい「おじいちゃん」に見えましたが、奥様、そして娘からは、完全に憎まれてますな・・・どれほど過去の重要なイベントに立ち会わなかったのか、家族の言葉だけ聞いてれば確かに分かるものの
そんなアールは、何気なく紹介された、運送の仕事を簡単に受け入れてしまいます。 彼にとっては、孤独だし、やる事ないし、暇つぶしのドライブ気分だったんでしょう・・・
仕事は無事に終わり、ビックリしたのは、報酬のお金
そのお金で、「性格が変わる」なんて展開は良くありますが、アールの性格は変わりませんね。
娘の学校の資金、仲が良かった古き友達の救済・・・アールにとっては、家族、そして友人が喜ぶ姿が何よりも嬉しいんでしょうね。
その為に、自分が運んでいるモノがヤバい物と分かっていても、引き受けてしまいます
罪意識ってのがあまり無く、危機的状況ものらりくらりとかわしてしまう点、さすが人生の経験年数がありますな。
(痛み止めクリームは、警察犬に効くのかなぁ)
しかし、マフィア?のほうは、そんな穏やかな展開にはなりませんでした。最初に出会った奴らはアールに馴染んでましたけどね
最愛の元妻、そして嫌われていた娘との間も氷解したけど、ココからの「運び屋」は、(こちらも危機迫った)警察も交わって、どういった結末になるのか、ハラハラしました
裁判にて自らを有罪と断じて、「何でも(お金で)買えるのに、時間だけは買えなかった」というセリフが染みますねぇ
・・・でも、死なないで良かった。家族が味方になってくれてて良かった。
ちゅうことで、B.クーパー、A.ガルシア、D.ウィースト、L.フィッシュバーン・・・豪華なキャストに負けない、「お話」に楽しめた作品でした・・・で、80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『バグダッド・スキャンダル』を観ました。

2020-01-19 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する“オイル・フォー・フード”プロジェクトを担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配る。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構がかかわっていることを知る。やがて世界に例を見ない巨額の詐欺事件に発展していくのであった。
(公式サイトより)

 実話を基にした作品だそうです
24歳で特別補佐官ってのは、結構な出世なんですかね
任命されてすぐに就く仕事も凄いですね。国連の人道支援計画って・・・フセインの映像も久々に見た感じです
でも、彼が飛び込んだ世界は、とっても複雑な「人縁」たるものができていましたね。
そんな人たちと、次々と会話していくマイケル・・・頭の中を整理しないと、なかなか混乱する序盤戦でした
その中には、ナシームみたいな仲になっちゃう・・・これらが実話なんですねぇ・・・生々しい
最初こそ、キナ臭い話をする奴は「コイツとコイツ」くらいで覚えていたものの、話が進んでいくと、どんどんと知人に繋がってる・・・
人の繋がりも気持ち悪いけど、これが国連の「人道支援計画」と分かってしまったコトが、一番気持ち悪いですね
一人一人の「言い訳」を聞いていると、(関係上)仕方ないみたいな感じで・・・
マイケル本人も、なかなか表情には現れなかったけど、さすがに、あそこまで見てしまうと、黙ってはいられない
かなり勇気のある行動だったし、命の危険もあった状況・・・公になっただけでも大きな収穫だったのかな
ちゅうことで、マイケルが都度都度思い出す父親・・・いい育て方をしたのかな・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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