さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

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難病医療費助成案、承認

2013年12月13日 22時00分01秒 | 医療・健康
厚生省の難病医療費の助成案が承認されました。
以下、時事通信より引用

********************

厚生労働省は13日、見直しの修正案を専門家委員会に示し、了承された。
自己負担の上限を最高で年24万円とし、
筋萎縮性側索硬化症(ALS)で人工呼吸器を着けているなど、
極めて重症な患者は年収にかかわらず月1000円を上限とする。
2014年の通常国会に法案を提出し、
15年1月からの実施を目指す。

10月に同省が提示した素案は、
患者団体や与野党議員から負担が重いと批判が相次ぎ、
引き下げを検討していた。

了承された案によると、
夫婦2人世帯の月額負担上限額は
▽生活保護世帯はゼロ
▽非課税世帯で本人年収80万円以下は2500円
▽非課税世帯で80万円超~160万円は5000円
▽課税世帯で160万円超~370万円は1万円
▽同370万円超~810万円は2万円
▽同810万円超は3万円。

1万円以上の医療費がかかる月が年6カ月以上ある場合は、
年収に応じてさらに引き下げるため、
上限は年24万円となる。
対象疾患は56から300に拡大し、
対象患者は78万人から150万人程度に増える見通し。

軽症者は原則、助成対象としないが、
月1万円以上の医療を年3カ月以上払って軽症を保つ患者は
一定額が助成される。
また、子どもの慢性疾患患者の負担限度額を
大人の半額とする見直し案も同日、
別の専門家委員会で了承された。

********************
『軽症者は原則助成対象としないが、
月1万円以上の医療費を年3カ月以上払って
軽症を保つ患者は一定額が助成される』

これを鵜呑みにすると、
膵炎患者は軽症でも助成対象になる人が多そうです。
が、どこまで信じていいかは微妙。
期待しすぎずに経過を見守りたいと思います。
慢性膵炎が300の難病に入っているのかどうか、
さらには診断基準もわからないので、
現時点では喜べないかな。

一ついえるのは、患者会は厚生省を動かすことができる、
ということですね。
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今季一番の寒気

2013年12月13日 17時30分00秒 | たわごと
・・・だったようですね。
今日は寒かったです。
幸い?することないので
ぼーっと過ごしました。
寒いとコタツから出る気になれません。(笑)

この間、寒いのと暑いのとでは
どちらが我慢できないかという話題があがりました。
どっちもイヤだけど
どちらかというと夏のほうが耐えられません。
今の日本では真夏には一歩間違えると死んでしまう。(^^;;
冬は服を着込んでさえいれば
凍死することはないだろうけど。(多分)

とはいっても。
基本的には夏になると冬がマシと思い
冬になると夏のがマシと思う、いい加減な人間です。(笑)
常春の国に行きたいなあ。

冬がいいのは鍋物が美味しいことと
コタツが快適だってことでしょうかね。

明日はまた冷えるようです。
防寒をしっかりして、バイトにいきましょー。

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最新医学ー自己免疫性肝胆膵疾患ー

2013年12月13日 17時00分00秒 | 慢性膵炎と日常生活
古本屋さんに立ち寄ってみたら
こんな本を発見しました。

最新医学2012年8号「自己免疫性肝胆膵疾患」

自己免疫性の膵臓、胆嚢、肝疾患。
つまり、原発性胆汁性肝硬変や自己免疫性膵炎について
詳しく載ってます。
まるで我が家のためにある本・・・と思い(笑)
そそくさと購入。
最新医学は割に高価な本(定価2625円)なのですが
誰も買わなかったのか650円でした。
お買い得♪

自己免疫性膵炎の1型と2型についての論文が
たくさん載っています。
1型は従来日本で言われていたもの。
2型は欧米で定義されたもの。
2009年のホノルルのシンポジウムにおいて
自己免疫性膵炎には1型と2型、二つのタイプがあるが
臨床学的に違いがあるため、異なる病態の可能性がある、
ということでまとまったそうです。

<1型の特徴>
60歳代を中心にした高齢の男性に多い。
軽い腹痛、背部痛はあるが、痛みは少ない。
膵臓のびまん性腫大と主膵管のびまん性狭窄像が特徴。
IgG4の上昇。
抗核抗体やリウマチ因子の上昇。

<2型の特徴>
比較的若い年齢層に発症し、男女差はない。
急性膵炎に似た強い腹痛。
画像上は限局性腫大や腫瘤様腫大の頻度が高い。
血清IgG4の上昇は見られない。
特異的なマーカーはない。
約30%に炎症性腸疾患が合併。

1型、2型ともステロイドが有効だが
1型は再燃するのに対し、2型では再燃は見られない。

1型の場合は膵がんとの識別のためには
EUSーFNA等による膵生検が必要です。
生検で組織像(LPSP)が確認されれば確診。
あるいはCTやMRIの膵画像所見に加えて、
血清(IgG4)、膵外病変、組織像いずれかのレベル2で確診。
膵画像が不確実の場合は、
血清、膵外病変、組織像がレベル1、
かつ膵管像がレベル2なら確診。
膵管像がレベル2で、血清、膵外病変がレベル1
または膵管像がレベル1で血清、膵外病変、組織像で
かつ血清、膵外病変、組織像がレベル2の場合は
ステロイド治療で反応すれば確診。
組織像がない場合は、
画像所見がレベル2で血清、膵外病変いずれかがレベル2であり
ステロイド治療に反応すれば準確診となる。

2型の場合は膵生検が必須なために確定診断が難しく、
この本によると日本では7例とのことでした。

2型自己免疫性膵炎の確定診断
1.膵管壁への好中球浸潤
2.IgG4陽性細胞の浸潤はないか少数のみ
3.好中球、リンパ球と形質細胞の膵腺房への浸潤

1+2あるいは2+3+炎症性腸疾患+ステロイド反応性
で確診とされます。

主治医が以前から疑っているのは2型のほうですが
診断が難しいのがよくわかりました。
(何が書いてあるのかわからない、という意味でも。(^^;;)
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