東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

春のビッグフライト(5月5日)

2019年07月12日 23時17分31秒 | グライダー
ゴールデンウィーク中に1回はフライトしたい。
出来れば子供達も連れて…とヨメと相談するとあっさりOKが出る。

暖かくなったとはいえ霧ヶ峰はまだ春になったばかり。
予想通り、上の方は桜が咲きだしたところだった。
天気は薄雲が広がるところもあるが日差しは期待できそう。


池のくるみから。富士山が霞んでいるな~。


 中間点より発航状況を確認しつつピストへ向かう。
 いきなり車で来てすみません。
 今年もよろしくお願いします。



10:42 出発準備が着々と進んでいる。


さて、今日は八ヶ岳まで行くことが出来るだろうか…


JA2433の離陸を眺めるヨメと次女。あれ?長女は?


いつの間にか無線主任者の席に座っていた。すみません。


体調や練習許可証の番号等書類へ記入中。


H教官はJA275Hのエンジンラン中。


 自分はしばらく地上勤務。
 JA2434が戻って来たので回収の翼端担当。



ピストに戻ったらファルケがセット。


ウインチ発航で行ってらっしゃい。離陸後はエンジンで高度を稼ぎ南アルプスへ。


 まだ自分の番は回ってこないと油断していたら声がかかる。
 慌てて準備に取り掛かる。



機体に乗り込む前にKさんより「背中撮らせて!」のリクエスト。写真使用許可ありがとうございます。


約半年ぶりのフライトです。


 後席はO教官。
 リハビリも兼ねてでお願いします。
 教官、乗り込む前にフライトプラン入れてませんでした?

 ウインチ発航の緊張感。
 ちょっとラダーを使い過ぎてひっくり返る寸前だった。
 ワイヤー切り離し寸前に大きなサーマルに入る。
 離脱後に180度ターンしてサーマルに入る。
 以後、ずっと右旋回でサーマリング。
 雲の下にたどり着き、穴を探す。
 風に乗り、流されつつ、気が付けば滑空場から北西の和田峠付近。
 高度も3000メートル以上。
 私 「蓼科山へ向かいます。」
 教官「いいよ~」



12:05 やや南の白樺湖を狙いつつ、蓼科山南斜面へ向かう。


速度を上げて下降気流帯を突っ切る。


 プラスを振り切るような上昇気流があればその反対もある。
 「ブルーサーマル」で怖かったと言う部員もいたが霧ヶ峰ではいつものこと。
 機体の挙動に神経を使う。



12:12 コンスタントに+2~4のサーマルがあるが、少しでも外れるとその逆となる。 


 ある程度高度を取っていよいよ八ヶ岳へ向かう。
 今日の風向きは西からの風。
 稜線より西側を飛ぶことに心がける。



右側がJAXA臼田宇宙観測所のパラボラアンテナ。左側に建設中の新型アンテナが。そのさらに左にグライダーがいる。


 新型の美笹深宇宙探査用地上局が見れてテンションが上がると同時に、同エリアに長野の機体が来たことで緊張する。
 この後、お互いの位置を見失うわけにはいかない。
 この際に相手とはコンタクト。
 目的地は一緒のようだ。



12:26 いよいよ八ヶ岳連峰へ。


 硫黄岳を過ぎたあたりから雲が無くなる。
 そして予想通り、サーマルが弱くなる。
 今の高度ならそのまま赤岳まで行けるだろうが…

私 「ここで引き返します。」
教官「そうだね。雲もないし…。」



12:30 ダイレクトで滑空場へ。景色最高!


 着陸前に旋回訓練等を繰り返す。
 それでもなかなか高度は落ちない。
 仕方がないのでダイブブレーキ展開、さらにスリップもさせて高度を無理矢理落とす。

 ファイナルアプローチ中にも持ち上げられ、パス角が高くなってしまい着地点が伸びてしまった。
 ドン着にならなかっただけいいか。
 1時間、ありがとうございました。



ピストに戻ると子供が出迎えてくれた。機体に気を付けてね。


記念にJA23KMと。


 地上勤務中にヨメから時間を言われる。
 いつの間にか帰らなければいけない時間となっていた。
 ほとんど飛び逃げで申し訳ありません。
 今度は一日中いますので!



上空を通過するP-1 厚木へ向かっているようだ。


 今年は春からいい感じだ。
 夏も来れるといいな~。
 今度はK氏、一緒に行きますよ!


 後日、O教官から情報展開がされる。
 昨年協力して撮影したものという。


【長野県霧ヶ峰】グライダー発祥の地【ドローン撮影】



これ、かっこよすぎでしょう(笑)
さて、また飛ぶぞ!
コメント (4)
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