小学校の頃「夏休み子供電話相談」っぽい番組を観た。その中で「運動神経の良いA君はいつも野球の練習をサボっているのにレギュラーになれて、毎日家で素振り100回しているB君はレギュラーになれない・・・。努力はムダなんですか?」というような質問があった。
大抵こういう質問に答える大人は教育評論家などで、毒にも薬にもならないような無難な回答をするのだが、その時の回答者は違った。回答者の中に名前も忘れてしまったが「天然系のプロ野球選手」がいた。
その回答者は「B君は100回じゃなく110回すればよかったのにね。」と言った。会場は苦笑い。教育評論家も苦笑いだった。
俺は感動した。生まれた時に決定している才能差。これは神が決めた物だ。もうどうしようもない。B君の100回の努力など何も無かったかのように立ちはだかる。しかし、その努力が110回だったら・・・?200回だったら?何かが変わっていたかもしれない。
ポンコツの肉体で生まれてきた俺はホントにそう思う。今自分が100回の努力を200回に出来ているとは思えない。ポンコツで生まれてきたのなら最大限の努力をしなくては・・・。